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by 幸田 晋

「原発の新設」で日本は世界の敗者になる──安倍政権と原子力ムラの呆れたやり口とは?

「原発の新設」で
日本は世界の敗者になる


──安倍政権と
原子力ムラの呆れたやり口とは?


週プレNEWS 12/16(土) 6:00配信より一部

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171216-00096494-playboyz-pol

国民に原発への根強い抵抗感があるなか、安倍政権が原発の新設に動き出したという。

『週刊プレイボーイ』でコラム「古賀政経塾!!」を連載中の経済産業省元幹部官僚・古賀茂明氏が落胆する、安倍政権や原子力ムラのやり口とは――?

* * *

慌ただしい年の瀬に、目立たないが気になるニュースがふたつ流れた。

ひとつは国の「エネルギー基本計画」見直しのなかで、「経産省が原発新設の議論に着手した」というニュース。

もうひとつは「東京電力が原子力事業を今後も安定的に続けるため、国に経営環境整備を求めた」というニュースだ。

まず原発新設のニュースについて。安倍政権は2014年に「エネルギー基本計画」を策定し、原発を国の「重要なベースロード電源」と位置づけた。それを前提に、翌15年には30年度の電源構成で、原発の比率20~22%を目指すことを決めた。

この数字の意味することは原発の新・増設である。

なぜか? 原発は運転期間40年で廃炉にするというのが基本原則だ。これを忠実に実行すると、30年の原発シェアは15%までに下がる。20~22%のシェアを死守するには、40年廃炉をやめて、古い原発をどんどん運転延長することが必要だが、安全対策などの費用がかさむので、延長できない原発も多く、どうしても原発の新・増設が必要となるのだ。

ただ、
国民に根強い抵抗感があるなかで
原発の新設を言いだせば、
内閣支持率が急落する恐れがある。
そのため、
安倍政権はこの議論を封印し、
「原発を新設するのか?」と問われても
「現時点では考えていない」などと、
うやむやにやり過ごしてきた


そして、ふたつ目の東電のニュース。「経営環境整備を求めた」とは、つまり原発ビジネスで東電に赤字が出ないように様々な支援措置を講じてくれということだ。

具体的には、
固定価格買取制度や
赤字補填(ほてん)制度のように
絶対に損をしない仕組みや、
事故を起こしたときの損害賠償を
1兆円程度に抑えて、
あとは国が責任を取る仕組みなどが考えられる。

その財源は
もちろん税金。とんでもない話だ


そもそも、発電コストが安いという理由から、原発は「重要なベースロード電源」に選ばれたはずだった。しかし、安全対策コストの増加などで、その神話は崩れ去っている。廃炉費用なども含めれば、原発の発電コストは火力などのほかの電源に比べると、逆に割高になっているというのが実情だ。

本来なら、エネルギー基本計画見直しのプロセスで、原発を「重要なベースロード電源」から外すのが妥当なのだが、安倍政権も原子力ムラも、どうしても原発を維持したい。
そこで
「原発はベースロード電源を担う大切な存在だから、
たとえコスト高でも国が
税金を投入して守るべき」
という倒錯した論理をひねり出し、
東電に政府支援を要請させたというわけだ


・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2017-12-17 06:58 | 東電 出鱈目 資本 | Comments(0)