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by 幸田 晋

<玄海原発>県内外、やまない反対の声 佐賀知事再稼働同意

<玄海原発>
県内外、やまない反対の声
 

佐賀知事再稼働同意


毎日新聞 4/24(月) 23:08配信より一部

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170424-00000100-mai-soci

 九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)の再稼働を巡り、佐賀県の山口祥義(よしのり)知事が24日、地元としての最終判断を下した。記者会見で再稼働に同意した知事は「悩み抜いた上の結論」と理解を求めたが、
長崎県壱岐市議会が同日、
反対の意見書を採択するなど、
県内外からの反対の声はやむことがない


 「心の底から悩み抜き、熟慮に熟慮を重ねてまいりました」。佐賀市の県庁4階で午後3時に始まった記者会見。用意した紙を約35分かけて読み上げた知事は再三「熟慮」という言葉を繰り返し、「再生可能エネルギーが主役となる時代」まで「やむを得ない」という考えを強調した。

 一方で、知事が再稼働の条件に挙げていた「県民の理解が得られたか」についての具体的な説明は乏しかった。県内5カ所で実施した県民説明会や県へのメールなどで多くの反対意見が寄せられたが、知事は「県民と対話した皮膚感覚で、総合的に考えて理解を得られた」と強弁。「県民83万人全員が同じ方向に向くことは難しい」とも話した。

 知事の再稼働同意が近付くにつれて高まってきた周辺自治体からの反対の声は24日も上がり、島の南側が原発から30キロ圏内に入る離島の壱岐市議会は「市民からは安全性や避難に対する不安が払拭(ふっしょく)できないとの声が相次いでいる」とする意見書を全会一致で採択した。

再稼働に反対する
30キロ圏内の議会は
長崎県平戸市、同松浦市に続き三つ目。
この3市は
市長も反対を表明しており、
以前から反対している佐賀県伊万里市長を含め、
30キロ圏内8市町の首長の半数を占める


 この日、県庁1階の県民ホールには脱原発を訴える県内外の市民団体メンバーら約50人が山口知事に宛てた要求書を携えて詰め掛けた。知事が早口で話し続ける姿をテレビモニターで確認したメンバーからは「県民の命を預かる知事自身の責任はないのか」「理解は得られていない」といった批判の声が上がった。

 市民らは会見終了後、知事への面会を求めて知事室があるフロアまで押しかけたが県職員から拒まれた。佐賀市の市民団体代表、石丸初美さん(65)は「知事は就任当初から県民の声を聞くといいながら面会に応じない。批判の声に向き合ってほしい」と憤った。【関東晋慈、松尾雅也、浅野翔太郎】

 ◇「地元同意の範囲拡大を」求める声が噴出

 玄海原発の再稼働を巡っては、佐賀県と玄海町に事実上限定されている「地元同意」の範囲拡大を求める声が県境を越えて噴出している。

 全域が玄海原発から30キロ圏に入り、再稼働に反対する長崎県松浦市の友広郁洋市長は「30キロ圏内に緊急防護措置区域(UPZ)を設定するなら、それに沿った発言権や権限は一体的でないといけない。避難だけというのはバランスが取れていない」と指摘。避難計画の作成を義務付けられる一方で、意見が顧みられない現状に不満を示し「我々に発言権がないのが一番(の問題)。地元同意の中に入れてもらう制度にしてほしい」と訴える。

・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2017-04-25 06:58 | 九電労組