米朝韓首脳会談の実現と朝鮮戦争の終結
2018年 03月 23日
みなさま、時間のアル時に
是非、「天木 直人の公式ブログ」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>
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米朝韓首脳会談の実現と
朝鮮戦争の終結
「天木 直人の公式ブログ」
2018年3月22日より転載
いつものように大げさに書くが、今度だけは本当に物凄い事になるかもしれない。
そう思ってこのニュースを聞いた。
それは文在寅大統領がきのう3月21日に言及した米朝韓首脳会談の可能性のことだ。
すなわち文在寅大統領は4月末の南北首脳会談に向けた準備委員会に出席し、そこで次のように述べたという。
「南北首脳会談の進展状況によっては、南北と米国の3者による首脳会談につながる可能性もある」と。
これだけなら何のことかわからない。
しかし、文在寅大統領は準備委員会のメンバーを前にして次のように語ってる。
「朝鮮半島の核問題、平和問題を完全に解決しなければならない」と。
「われわれは(米朝韓の)首脳間合意成し遂げようという明確な目標とビジョンを持ってる」と。
そして、準備委員会に対して、「大胆に戦略を準備してほしい」と檄を飛ばしたというのだ(ソウル発共同)。
米朝韓首脳による三者会談は、文大統領の立ち合いの下に、トランプと金正恩が議論し、交渉する会談ではない。
文在寅大統領の念頭にあるのは、すでに、南北、米朝という二つの歴史的な首脳会談がうまく行き、その結果を踏まえた米朝韓の首脳会談に違いない。
言い換えれば、それは取りも直さず朝鮮戦争終結のための首脳会談なのだ。
米朝韓の3首脳が一堂に会し、そこで、南北統一にせよ、平和的共存にせよ、南北民族が1950年以来の敵対関係を止め平和的発展について協力を誓い合う。
米国が後ろ盾となり、そしてまた自らが参加して、朝鮮半島の経済的発展を進める。
これこそが、北朝鮮危機の究極の出口戦略にしなければいけないのだ。
果たしてその可能性はあるのか。
可能性があるかなどと言っている様ではだめだ。
何としてでもそうしなければいけないのだ。
おりから米朝会談は決裂し、その時こそトランプ大統領は北朝鮮を攻撃する時だと言わんばかりの憶測が飛び交っている。
そんな馬鹿な事を言っているような奴は歴史のの流れを読めない馬鹿だ。
もちろん、北朝鮮を攻撃したトランプ大統領は、文字通り歴史に残る最悪の米国大統領となる。
果たしてトランプ大統領はどちらにころぶか。
それはトランプ大統領しかわからない。
そして誰もトランプ大統領に命令出来ない。
しかし、命令は出来なくても助言は出来る。
そしていまのトランプ大統領が聞く耳を持つのは愛娘イバンカの助言だけだろう。
ならばイバンカにはこう助言してもらいたい。
アメリカファーストで行きましょうよ。中国に負けるわけにはいかないわよ、と。
パパの手で朝鮮戦争を集結させることが出来れば、これまでの悪評をすべて吹っ飛ばせるわ。大統領再選もノーベル平和賞も、すべてオバマに勝てるわ、と。
その通りなのだ。
トランプがその気になればいますぐ朝鮮戦争は終わらせる事が出来る。
そうなれば米国にとっても、南北朝鮮にとっても、そして世界にとってもすべてうまく行く。
体制を保障された金正恩はその言葉通り核兵器を米国に一任する事になる。
米国の平和的アジア支配が確定し、習近平やプーチンの影響力を排除できる。
潜在力を秘めた朝鮮半島の開発を米国企業主導で行える。
日本と南北朝鮮の不仲は、米国の平和的アジア支配によって、「強制的」かつ「不可逆的」に解決できる。
それにしても、文在寅大統領の信念と外交力は物凄い。
願わくば、イバンカにトランプ大統領をそう説得するよう働きかけてもらいたいものである(了)
*****
ラブロフ外相になめられた
河野外相と安倍対ロ外交の終焉
「天木 直人の公式ブログ」
2018年3月22日より転載
こんな情けない日ロ外相会談がかつてあっただろうか。
そう思わせるきのう3月21日に行われた河野・ラブロフ外相会談だった。
なぜ私がそう思ったか。
それは、会談後の共同記者会見で、ラブロフ外相が日本のミサイル配備はロシアの安全保障に直接かかわる問題だと明言したからだ。
2016年12月に行われプーチン大統領の来日の地ならしで訪ロした谷内正太郎NSC局長に、ロシア側が、北方領土を返還した後、北方領土に在日米軍基地を配備しないと約束できるかと、鎌をかけて来たことがあった。
その時、「そんなことを俺に聞いても答えられるはずがない、それはプーチン大統領が安倍首相に直接聞くべきことだ」、とうまくかわしておけばよかったものの、対米従属の外務官僚の悲しい習癖として、谷内正太郎局長は、「それは無理」答えてしまい、ロシアの態度が硬化した。
それ以来、北方領土返還の最大の妨げは日米同盟であることが周知の事実となった。
そして、その事を、プーチン大統領やラブロフ外相が、その後も様々な機会に表明してきた。
しかし、その表明は、公表されない外交交渉の場であったり、メディアを通じて行う間接的なものにとどまっていたはずだ。
しかし、今度は外相会談直後の記者会見で、しかも二人そろって臨んだ共同記者会見で、ラブロフ外相はこの外相の面前ではっきりとそう語った。
これは河野外相がラブロフ外相に完全に舐められ切ったということだ。
おりからプーチンのロシアとトランプの米国の関係は安全保障問題、スパイ毒殺問題で冷え切っている。
メディアは、「北方領土交渉 先行き不透明」などという曖昧な言葉でお茶を濁してるが、もはや安倍政権の下での北方領土返還は100%無くなったということだ。
それでも安倍首相は5月下旬に訪ロしプーチン大統領との20何回めの首脳会談に臨むつもりらしい。
いくら森友文書改ざん問題から高飛びしたいからといって、今度の訪ロは止めた方がいい。
首脳会談後の共同記者会見でプーチン大統領の口から日米同盟を取るか北方領土を取るかと明言されたら、それこそ終わりだ。
もっとも5月の訪ロ前に首相を辞めれば訪ロすべきかどうか悩まなくて済む。
これ以上、行き詰まった安倍外交を続けなくて済む。
行き詰まっているのに成果を上げているとウソをつかなくて済む。
それが安倍首相にとって最善の判断である(了)
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米朝韓首脳会談の実現と
朝鮮戦争の終結
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いつものように大げさに書くが、今度だけは本当に物凄い事になるかもしれない。
そう思ってこのニュースを聞いた。
それは文在寅大統領がきのう3月21日に言及した米朝韓首脳会談の可能性のことだ。
すなわち文在寅大統領は4月末の南北首脳会談に向けた準備委員会に出席し、そこで次のように述べたという。
「南北首脳会談の進展状況によっては、南北と米国の3者による首脳会談につながる可能性もある」と。
これだけなら何のことかわからない。
しかし、文在寅大統領は準備委員会のメンバーを前にして次のように語ってる。
「朝鮮半島の核問題、平和問題を完全に解決しなければならない」と。
「われわれは(米朝韓の)首脳間合意成し遂げようという明確な目標とビジョンを持ってる」と。
そして、準備委員会に対して、「大胆に戦略を準備してほしい」と檄を飛ばしたというのだ(ソウル発共同)。
米朝韓首脳による三者会談は、文大統領の立ち合いの下に、トランプと金正恩が議論し、交渉する会談ではない。
文在寅大統領の念頭にあるのは、すでに、南北、米朝という二つの歴史的な首脳会談がうまく行き、その結果を踏まえた米朝韓の首脳会談に違いない。
言い換えれば、それは取りも直さず朝鮮戦争終結のための首脳会談なのだ。
米朝韓の3首脳が一堂に会し、そこで、南北統一にせよ、平和的共存にせよ、南北民族が1950年以来の敵対関係を止め平和的発展について協力を誓い合う。
米国が後ろ盾となり、そしてまた自らが参加して、朝鮮半島の経済的発展を進める。
これこそが、北朝鮮危機の究極の出口戦略にしなければいけないのだ。
果たしてその可能性はあるのか。
可能性があるかなどと言っている様ではだめだ。
何としてでもそうしなければいけないのだ。
おりから米朝会談は決裂し、その時こそトランプ大統領は北朝鮮を攻撃する時だと言わんばかりの憶測が飛び交っている。
そんな馬鹿な事を言っているような奴は歴史のの流れを読めない馬鹿だ。
もちろん、北朝鮮を攻撃したトランプ大統領は、文字通り歴史に残る最悪の米国大統領となる。
果たしてトランプ大統領はどちらにころぶか。
それはトランプ大統領しかわからない。
そして誰もトランプ大統領に命令出来ない。
しかし、命令は出来なくても助言は出来る。
そしていまのトランプ大統領が聞く耳を持つのは愛娘イバンカの助言だけだろう。
ならばイバンカにはこう助言してもらいたい。
アメリカファーストで行きましょうよ。中国に負けるわけにはいかないわよ、と。
パパの手で朝鮮戦争を集結させることが出来れば、これまでの悪評をすべて吹っ飛ばせるわ。大統領再選もノーベル平和賞も、すべてオバマに勝てるわ、と。
その通りなのだ。
トランプがその気になればいますぐ朝鮮戦争は終わらせる事が出来る。
そうなれば米国にとっても、南北朝鮮にとっても、そして世界にとってもすべてうまく行く。
体制を保障された金正恩はその言葉通り核兵器を米国に一任する事になる。
米国の平和的アジア支配が確定し、習近平やプーチンの影響力を排除できる。
潜在力を秘めた朝鮮半島の開発を米国企業主導で行える。
日本と南北朝鮮の不仲は、米国の平和的アジア支配によって、「強制的」かつ「不可逆的」に解決できる。
それにしても、文在寅大統領の信念と外交力は物凄い。
願わくば、イバンカにトランプ大統領をそう説得するよう働きかけてもらいたいものである(了)
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ラブロフ外相になめられた
河野外相と安倍対ロ外交の終焉
「天木 直人の公式ブログ」
2018年3月22日より転載
こんな情けない日ロ外相会談がかつてあっただろうか。
そう思わせるきのう3月21日に行われた河野・ラブロフ外相会談だった。
なぜ私がそう思ったか。
それは、会談後の共同記者会見で、ラブロフ外相が日本のミサイル配備はロシアの安全保障に直接かかわる問題だと明言したからだ。
2016年12月に行われプーチン大統領の来日の地ならしで訪ロした谷内正太郎NSC局長に、ロシア側が、北方領土を返還した後、北方領土に在日米軍基地を配備しないと約束できるかと、鎌をかけて来たことがあった。
その時、「そんなことを俺に聞いても答えられるはずがない、それはプーチン大統領が安倍首相に直接聞くべきことだ」、とうまくかわしておけばよかったものの、対米従属の外務官僚の悲しい習癖として、谷内正太郎局長は、「それは無理」答えてしまい、ロシアの態度が硬化した。
それ以来、北方領土返還の最大の妨げは日米同盟であることが周知の事実となった。
そして、その事を、プーチン大統領やラブロフ外相が、その後も様々な機会に表明してきた。
しかし、その表明は、公表されない外交交渉の場であったり、メディアを通じて行う間接的なものにとどまっていたはずだ。
しかし、今度は外相会談直後の記者会見で、しかも二人そろって臨んだ共同記者会見で、ラブロフ外相はこの外相の面前ではっきりとそう語った。
これは河野外相がラブロフ外相に完全に舐められ切ったということだ。
おりからプーチンのロシアとトランプの米国の関係は安全保障問題、スパイ毒殺問題で冷え切っている。
メディアは、「北方領土交渉 先行き不透明」などという曖昧な言葉でお茶を濁してるが、もはや安倍政権の下での北方領土返還は100%無くなったということだ。
それでも安倍首相は5月下旬に訪ロしプーチン大統領との20何回めの首脳会談に臨むつもりらしい。
いくら森友文書改ざん問題から高飛びしたいからといって、今度の訪ロは止めた方がいい。
首脳会談後の共同記者会見でプーチン大統領の口から日米同盟を取るか北方領土を取るかと明言されたら、それこそ終わりだ。
もっとも5月の訪ロ前に首相を辞めれば訪ロすべきかどうか悩まなくて済む。
これ以上、行き詰まった安倍外交を続けなくて済む。
行き詰まっているのに成果を上げているとウソをつかなくて済む。
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*****
by kuroki_kazuya
| 2018-03-23 06:05
| 日本の今後