スキーにはまっています。


by 幸田 晋

「火山ガイド」を骨抜きにして破局的噴火に目をつぶる原子力規制委員会

「火山ガイド」を骨抜きにして破局的噴火に
  目をつぶる原子力規制委員会
  添田孝史<国際基準より10倍危険な
  「世界で最も甘い基準」へ>(週刊金曜日から)

    原子力規制委員会は
原発再稼働推進委員会!その167
      木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

たんぽぽ舎です。【TMM:No3348】
2018年4月23日(月)午後 08:59
地震と原発事故情報
より一部

┏┓ 
┗■1.4/21(土)原発問題の現状を分かりやすく解説
 |  取材続ける芸人夫婦「おしどりマコ&ケン」トークライブ
|  主催:浜岡原発を考える静岡ネットワーク
 └──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

◎ 4月21日(土)、東電福島第一原発事故の直後から関連取材を続けるお笑い芸
人夫婦「おしどりマコ&ケン」のトークライブが静岡市で開かれた。
 主催は「浜岡原発を考える静岡ネットワーク」(略称:浜ネット)であり、参加
者は約250人。

◎ 前日、ドイツでの会議から帰国したばかりの「おしどりマコ&ケン」は疲れ
も見せず、機関銃のような早口のトーク内容は、福島第一原発の作業員や農業者
の被ばく問題、大量の汚染水や原発訴訟、汚染土壌の再生利用問題、そして小児
甲状腺ガンなど多岐にわたった。
 鳥取大医学部中退のマコさんは、もともと放射線の知識があり、「原発事故は
風向きと天気が肝。風で流れた放射線は10日で世界一周する」と説明した。
 マコさんは「原発事故後、国が右寄りになっていると感じる。福島で原発事故
の話をする人が『非県民』と言われる」と心配する。

◎ 原発をネタにすることから周囲の圧力があったと振り返り、一人で社会を変
えるのは難しいが「毎日、歯磨きをするように、自分の半径5メートル以内の社
会を変えることは、すぐできる」と話した。
 更に、ドイツの高校での講演会で生徒から原発事故関連の質問攻めに遭い、日
本の高校生と問題意識レベルの違いにビックリしたとのこと。

◎ ドイツでは、ナチスドイツ独裁政治の経験から、「最後の一人になっても、
自分で考えて意見を言う人間を作る」ことに、教育の根底があるとのこと。
 日本とドイツの教育方針の違いに驚くとともに、「日本の教育の大きな問題と
感じた」と語っていた。


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┗■2.住民の不安、疑問を置き去りにするな!
 |  玄海原発3号機蒸気漏れ事故が発した警告を無視するな!
 | 再稼働をやめ、いったん立ち止まって
 | 「安全」についての本質的な議論を!
 └──── 「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」

◎ 4月18日、九州電力は配管穴あき蒸気漏れ事故を起こした玄海原発3号機の
発電再開を強行しました。
 4月13日に形ばかりの「専門家意見聴取会」を行い、17日には九電は佐賀県に
報告、佐賀県は了承。その翌18日に発電再開。
 市民が要請していた元東芝・原子炉設計技術者、後藤政志さんの意見聴取は
20日に予定していたのに、それさえも待たずに。
 私たちは九電の強行再開を容認した佐賀県知事に対して19日、抗議の申し入れ
をただちに行いました。

◎ 後藤政志さんは20日、佐賀県からの意見聴取会にて「本質的な議論なしに安
全性を語るのはまったくの茶番!」だと、住民の不安を無視して発電再開した九
電と佐賀県の姿勢を批判、原子炉の停止を県から九電に要請するよう求めました。
 パワーポイントを使って1時間みっちり話をされた後藤さんに対して、県担当
者は何の意見も質問も出さず「知事に報告する」とだけ述べました。

住民の不安、疑問を置き去りにするな!
玄海原発3号機蒸気漏れ事故が発した警告を無視するな!
再稼働をやめ、いったん立ち止まって「安全」についての本質的な議論を!

○一人ひとりができることがあります。
 下記あてに抗議・要請をお願いします

九州電力本店エネルギー広報課:092-726-1585
原子力規制庁:03-3581-3352
佐賀県原子力安全対策課:0952-25-7081
佐賀県新エネルギー産業課:0952-25-7380

玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
メールニュース 2018年4月22日発行(2018年第17号)より

※参考記事
 <玄海原発蒸気漏れ>
 「原子炉止め、総点検を」元技術者、佐賀県に申し入れ
 「安全に対する考えが欠落している」
 原子炉を止めて総点検することを九州電力へ求める

◎ 九州電力玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)の2次系配管からの蒸気漏れト
ラブルを巡り、佐賀県は20日、元原子力プラント設計技術者の後藤政志氏(68)=神
奈川県=から意見を聴取した。
 後藤氏は18日に発送電を再開した九電に対し「安全に対する考えが欠落してい
る」と批判、原子炉を止めて総点検することを九電へ求めるよう佐賀県に申し入
れた。

 後藤氏は蒸気漏れ発生後も、九電が核分裂が安定的に持続する「臨界」状態を
保っていることを問題視。「原子力の事故では、止める・冷やす・閉じ込めるが
原則」と語った。
 原発の大規模事故につながる可能性がある事象を再度評価することや、長期停
止を踏まえた新しい点検ルールを作り、原子炉を止めて総点検を九電に課すこと
など、5点を県に要望した。

◎ 原子力安全対策課と新エネルギー課の副課長3人が対応し、「知事にきちん
と報告したい」と返答した。
 県は、県が設置する原子力安全専門部会委員以外の専門家への意見聴取も行う
考えを示し、後藤氏への聞き取りを予定していたが、結果的に発送電再開後の聴
取となった。(4月21日「佐賀新聞Live」16:33配信より)


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┗■3.「火山ガイド」を骨抜きにして破局的噴火に
 |  目をつぶる原子力規制委員会
 | 添田孝史<国際基準より10倍危険な
 |  「世界で最も甘い基準」へ>(週刊金曜日から)
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その167
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 田中前委員長が、カルデラ噴火が起こったら「九州全域の人はほとんど即死状
態になると言われています。そのような状況のときに一原発だけの問題として捉
えていいのか」と川内原発再稼働を推進した。

 これに対して、本シリーズ「その59 カルデラ噴火で九州の人が住めなくなっ
たら原発はどうなってもいい?」で「人類は、制御できない悲惨な被害をもたら
す技術を取得してしまった。
 だからこそ、予想されるどんな自然災害に対しても、地球上の総ての生き物に
説明できる備えをするべきである」と書いた。

 一方、広島高裁が2017年12月13日に伊方原発運転差止仮処分の抗告審で「火山
影響評価ガイド」に従って検討すると「立地不適」になると判断し、伊方3号機
は9月まで稼働を止められている。
 この状況を打破するために更田委員長率いる原子力規制委員会が<自ら定めた
「火山ガイド」を無効にしようとしている>のだ。

 以下は、添田孝史さんが週刊金曜日4月20日号に書いた明解な文章から。

<添田孝史さん(週刊金曜日)

○原子力規制庁は18年3月7日、とても不思議な文書を出した。「原子力発電所
の火山影響評価ガイドにおける『設計対応不可能な火山事象を伴う火山活動の評
価』に関する基本的な考え方」(以下、基本的考え方)だ。

○河合弘之弁護士は批判:火山ガイドに素直に従えば広島高裁のような判断が続
くことになる。…、巨大噴火のリスクが大きい原発の運転に目をつぶるため、ガ
イドの改訂という手続きを経ずに、骨抜きにしようとしているのだ。

○火山災害だけは原発以外の分野で想定していないことを理由に、1万年に1回
の巨大噴火を無視しようとしている。

○「基本的考え方」によれば、1万年に1回の火山噴火による事故を容認するこ
とになるので、…、IAEAの大規模事故確率目標「10万年に1回」よりも10倍
危険度の高いものにしてしまい、「世界で最も甘い基準」になる。

○「基本的考え方」という根拠のよく分からない運用の抜け穴をつくってしまう
のは「いつか来た道」である。原子力安全・保安院や原子力安全委員会が福島第
一原発事故を引き起こしたのと同じ道をたどりつつある。

 あなたは、「基本的考え方」にある次の文を容認しますか?
<「原子力規制委員会「基本的考え方」から
○巨大噴火が差し迫った状態にあるかどうか、及び運用期間中に巨大噴火が発生
するという科学的に合理性のある具体的な根拠があるかどうかを確認
○巨大噴火は、広域的な地域に重大かつ深刻な災害を引き起こすものである一方、
その発生の可能性は低頻度な事象。巨大噴火によるリスクは社会通念上容認され
る水準であると判断できる。
○運用期間中に巨大噴火が発生するという科学的に合理性のある具体的な根拠が
あるとはいえない場合は、少なくとも、運用期間中は、「巨大噴火の可能性が十
分に小さい」と判断できる。


 稼働を容認する為の余りに甘い考え方だ。他の多くの規制審査においてもこの
ような甘い考え方で審査しているとすれば、原子力規制委員会の審査は全く信用
できない。さすが再稼働推進委員会だ!


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┗■5.緊急連載・知事辞職の衝撃…ほか
 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報2つ
 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆緊急連載・知事辞職の衝撃
 米山隆一知事の辞職により、「三つの検証」作業は一時的に止まる。県は5月
の大型連休後、各検証委員会の委員長らと面会し、今後の進め方などを協議する
方針だ。
 三つの検証が終わるまでには「2~3年」と見込まれ、米山知事が本来の任期
を全うする2020年10月前後と目されていた。
 ただ、複数の県幹部は「スケジュールは変わらないだろう」と県政の空白によ
る検証の遅れには否定的な見解を示す。
 背景には、原発を巡る県民の見方や世論の厳しさがある。県幹部は「どんな候
補が(知事選に)出馬しても原発に関しては米山路線を継承するだろう。『検証
をやめる』と訴えた時点で勝てない」と見通す。
 その見立てを裏付けるように、各政党は知事選で原発政策をどのように訴えれ
ば票につながるのか、戦略づくりを急いでいる。
  (4月21日「新潟日報」より抜粋)

 ◆柏崎刈羽原発再稼働問題-霞が関、電力業界行方注視
 米山隆一知事の辞職表明を受け、6月上旬に想定される知事選では、東京電力
柏崎刈羽原発の再稼働問題にどう向き合うかが争点になりそうだ。
 「現状では再稼働は認めない」と訴えて前回知事選を制した米山氏の路線を継
承する候補者が当選するかどうかで、再稼働の時期に影響を与える可能性もある。
 永田町や霞が関、電力業界では、原発推進派と脱原発派それぞれが知事選の行
方を注目する。(中略)
 電力業界も固唾をのんで推移を見守る。再稼働に慎重な米山氏の「退場」に安
堵が広がる一方、なお警戒をする向きもある。
 東電本社の中堅社員は「米山氏は数年すれば県の検証結果を踏まえて、一定の
結論を出すとしていた。その路線でうちも動いていたのに、一気に先が見えなく
なった」と指摘。「米山氏よりさらに反対のトーンが強い人が当選することだっ
てある」と声を潜める。(4月21日「新潟日報」より抜粋)

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by kuroki_kazuya | 2018-04-24 06:15 | 地震 大災害 | Comments(0)