スキーにはまっています。


by 幸田 晋

ハワイ島の噴火は地球物理学の「常識」

ハワイ島の噴火は地球物理学の「常識」
  
海底にある海山が「次のハワイ」に
  
警戒せよ!
生死を分ける地震の基礎知識その247

       
島村英紀(地球物理学者)

たんぽぽ舎です。【TMM:No3364】
2018年5月16日(水)午後 07:32
地震と原発事故情報
より一部

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┗■1.内容豊富-読みごたえのニュース紙(4頁)
 |  『さようなら原発越谷連絡会』会報56号(隔月発行)の紹介
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

◎たんぽぽ舎には、いくつものニュースが送られてくる。日常活動に追われて普
段は忙しくして、「見出しをみる」位というなさけないことが多いが、たまたま、
家族の病気-介護で自宅に3日ほどいることもあり、ゆっくり読めたニュース紙
と本がある。読みごたえあるニュース紙を紹介します。

◎『さようなら原発越谷連絡会』会報56号(2018年5月発行)(A4判4頁)で、年
6回(隔月刊)の会報。
 1面は、「東海第二原発は廃炉に」のテーマで、飛山幸夫(3人の共同代表の1
人)さんの文章。越谷市(埼玉県)は、茨城県の東海第二原発から90km圏内だ(東
京は110km圏内)。
 5月21日(月)に「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会(仮)」結成集会が開か
れます。
 『さようなら原発越谷連絡会』も一緒になって東海第二原発の再稼働を止める
活動に力を出したい。
 2面は、「放射能汚染防止法」制定を求める請願署名にご協力をお願いいたし
ます。(山田ゆう子)  「埼玉県議会原発再稼働意見書抗議」[4・13報告集会]
(石山博)
 3面は、「総会レポート」-第3回総会を40名超で4月14日開催。活動方針(毎
月第3金曜日の集会・デモを続けます)、事務所維持、その他。「山田征さんの本
を読んで-1つの感想」文について抗議が寄せられたことで、運営委員会の見解
を発表。
 4面は、「3金集会 語録」(KMTさん)
 集会・デモの日程5つ(5.11金曜官邸前抗議、福島原発さいたま訴訟、5.21とめ
よう!東海第二原発首都圏連絡会結成集会、ほか)

◎全体に内容が豊富で読みごたえがある。それぞれがみんなで討論してにつめた
文章が多い。たんぽぽ舎もニュースを出すのにいろいろな苦労があるが、このニ
ュースは参考になることが多い。1年6回発行もなかなかのもの。

※『さようなら原発越谷連絡会』会報の連絡先
 発 行:『さようなら原発越谷連絡会』編集委員会
 連絡先:TEL&FAX 048-962-8052 埼玉県越谷市東越谷1-5-17
HP http://sayonarakoshi.jimdo.com/


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┗■2.東海第二、「黒枠・白抜き」で前のめり審査を続ける原子力規制委員会
 |  5月14日の設置変更許可においても「商業機密」の為に
 | 「黒枠・白抜き」満載
 | 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その169
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 5月15日(火)午前に日本原電東海第二原子力発電所の設置変更許可の審査が行
われた。公開ゆえに規制庁側も原電側も緊張している様子。後日追加資料が提出
されるとの発言があり、特に結論が出ることは無く終わった。

 驚いたのは、日本原電から提出された資料の5つの資料総てに「黒枠・白抜き」
があること。特に、この日の議論の全体を示す「資料1-1東海第二発電所 新規
制基準への適合性に係る主な変更点について」はパワーポイントでわずか20頁の
概要資料であるのに、8カ所も大きな「黒枠・白抜き」があるのだ。

 実際に会合の動画を聞いていても、両者の議論で参照している図表や数値が
「黒枠・白抜き」で隠されていて、私たちには何も確認できない。
 「本資料のうち、□は営業秘密又は防護上の観点から公開できません。」ある
いは「本資料のうち,□は商業機密又は核物質防護上の観点から公開できませ
ん。」などの注釈が、各資料の1ページに書かれている。

 大慌てゆえの不統一(?)はともかく、これだけ反対の声が上がっている審査
の内容を「営業秘密」あるいは「商業機密」を理由に「黒枠・白抜き」公開する
規制委は全く信じられない。

 再度皮肉を言う、「透明性」を売りにする規制委ならではの「黒枠・白抜き」
か?
 おまけに、設置変更許可がまだ終わっていないのに、5月17日(木)午前には工
事計画の議論が行われる。
 11月までに認可する為に前のめりで不透明審査をし続ける規制委は全く信用で
きない。皆で監視し続けよう。

(参考)
第571回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
http://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/yuushikisya/tekigousei/power_plants/0
0002073.html
日時:平成30年05月15日(火)10:30より16:30
場所:原子力規制委員会 会議室A(東京都港区六本木1丁目9-9 六本木ファース
トビル13階)
配布資料:議事次第
資料1-1 東海第二発電所 新規制基準への適合性に係る主な変更点について
資料1-2 東海第二発電所 新規制基準への適合性に係る主な変更点について
の補足説明用資料(審査資料抜粋)(重大事故等対策の有効性評価)
資料1-3 東海第二発電所 新規制基準への適合性に係る主な変更点について
の補足説明用資料(審査資料抜粋)(重大事故等対処設備)
資料1-4 東海第二発電所 過去の審査会合資料(抜粋)
資料1-5 東海第二発電所 隣接事業所との合意文書


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┗■3.国家が責任を取らないのは原発と同じ構造
 |  5/14映画「沈黙-立ち上がる慰安婦」をみて
 └──── 浜島高治(神奈川県在住)

 彼女達は金が欲しいのでは無い。日本が国家として責任を認めて謝罪すること
である。
 花の娘が無理矢理暴力拉致監禁連れ去られて、暴力で、軍刀で脅されて犯され
る。
 落ちた軍刀を拾って逆襲して相手を刺殺し、本人は気絶した人。
 又、別の人は切られた傷が今も傷が残っている人達…。生々しい証言、映像。
 そして上映後の在日2世映画監督の娘さんの話:沖縄で慰安婦に出会ってから
始まり、彼女達に寄り添ってきた映像である。

 <金>だけでうやむやにしてきた<日本>を許せない彼女達は、北の総連から
も南からも悪者にされてきた。
 日本はここでもあそこでも酷い国だと改めて思いました。
 敗戦時、陸軍大臣は切腹したが、海軍は海軍大臣の戦犯逃れ工作に専念。あの
ナチスでさえ、飛び地東プロシアからの避難に総力戦、ベルリン陥落時でさえ軍
は国民を東のソ連よりも西に逃がした。


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┗■4.ハワイ島の噴火は地球物理学の「常識」
 |  海底にある海山が「次のハワイ」に
 | 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識その247
 └──── 島村英紀(地球物理学者)

 さる5月3日からハワイ島で噴火が起きている。住宅地や近くの林に亀裂が生
まれ、噴水のように溶岩が噴出した。2000人近い人々に避難命令が出され、マグ
ニチュード(M)6.9の大きな火山性地震も起きた。幸い、人的な被害はない。
 だが、地球物理学者である私はちっとも驚かない。ハワイ島でこのような噴火
があることは地球物理学の「常識」だからである。

 ハワイには人が住む8つの大きな島と多くの小さな島がある。ハワイ島は、そ
の中でも最大の島で一番南東にある。標高4205メートルあるマウナケアと、それ
より低いマウナロアやキラウエア火山がある火山島だ。
 ハワイ諸島が載っている太平洋プレートは年に8センチほどの速さで動いてい
るが、その下からマントルプリュームというものがプレートを突き抜けて上がっ
てきて溶けた溶岩を作っている。

 日本人が多く行くホノルルがあるオアフ島はハワイ島から北西に約300キロ離れ
ており、ここでは噴火はない。オアフ島は大昔には噴火した火山島だが、プレー
トが動いたために、地下のマントルプリュームの上昇がなくなってしまったから
だ。ue
 ハワイのマグマは、日本のマグマと違う。日本では太平洋プレートやフィリピ
ン海プレートが日本列島を載せている大陸プレートと衝突したあと、日本列島の
地下に潜り込んだところでマグマを作る。その深さは約100キロほどだ。
 だが、ハワイのマグマは、2000キロ以上深い地球内部から上がってくるマント
ルプリュームを元にしている。プレートよりもはるかに深いところから上がって
きている。

 太平洋プレートが動いていくときに、固定したマントルプリュームのせいで次々
に火山島が出来ていったのがハワイ諸島なのである。
 いまは、南東の端のハワイ島の地下でマグマが盛んに活動している。だが、数
万年あとにはハワイ島の噴火が収まる。そして、いまはハワイ島の南東の海底に
あるロイヒという海山が、「次のハワイ」になるはずだ。ロイヒは、海底からぶ
くぶく、火山ガスを出している。いずれは噴火を繰り返して火山島になって、海
面上に姿を現す。

 一方、ハワイ諸島の北西の島々は温度が下がって縮まり、海の浸食もあって海
面下に姿を消すはずだ。
 じつは、ハワイ諸島から延々、ロシア・カムチャッカ近くまで、海面上には見
えないが、何十もの海山が続いている。全体の長さは5000キロ近い。
 この海山は、北西に行くほど古い。かつては火山島だったものが、いまは海山
になっている。これは皆、「昔のハワイ」なのだ。

 ハワイ島には30回を超える噴火が知られている。だが、人間が住み着く前から
はるかに多くの噴火があったに違いない。これからもハワイ諸島の中でもハワイ
島にだけは、噴火と火山性地震が繰り返すに違いない。
 火山や地震が避けられない日本と同じように、ハワイ島も地球物理学の観点か
らは「必ず噴火が起きる」場所なのである。

 (島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/
 「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より5月11日の記事)


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by kuroki_kazuya | 2018-05-17 06:15 | 核 原子力 | Comments(0)