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by 幸田 晋

地震・津波審査 なお途上/東通原発 再稼働申請から4年/設備の議論進まず

地震・津波審査 なお途上
/東通原発 

再稼働申請から4年
/設備の議論進まず


6/10(日) 12:24配信より一部

Web東奥

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180610-10122440-webtoo-l02

 東北電力東通原発1号機(青森県東通村)の再稼働へ向けた新規制基準の適合性審査が、10日で申請から4年を迎えた。重要施設の下を通る断層に活動性があるか否かという長年の懸案が、5月にようやく審査を通過。しかしその審議に時間を費やした影響で、東北電は安全対策工事の完了時期について2021年度への2年延期を決めた。さらに別の断層審査は続き、安全対策の前提となる地震動や津波の想定に関する審査はいまだ途上。設備の議論はほぼ進んでいないのが実情だ。

 「基準地震動が固まらないと、次のステップにいけない」。17年7月、東通原発を視察した原子力規制委員会の更田豊志委員長代理(当時、現委員長)は、原子炉建屋など設備に関しては好反応を示した一方、審査についてそう表現した。

 基準地震動は、敷地内や周辺で起こり得る地震の規模を想定し、設備の耐震工事に反映させる。しかし審査は14年6月の申請以降、重要施設下の断層問題が長期化。基準地震動の設定については今もなお、本格的な審査に入っていない。

 新規制基準が「13万~12万年前以降」に活動した断層上の建設を認めない中、海水取水路下の断層に「活動性がない」とする東北電の立証が難航した。2月、別の場所に新たな取水路を設けると表明し、立証を回避。長く懸案だった重要施設下の審査を、5月にようやく終えることができた。

 ただ、今後も断層の審査が続く。重要施設下の断層以外にも、敷地内は断層が複数ある。東北電はいずれについても、震源として考慮すべき断層ではないことを説明する方針だが、「本当かなという目で見ている」と、原子力規制庁担当者は言う。

 仮に新たな活断層が判明すると、各設備で耐震性能の増強を求められる可能性が出る。想定する津波の規模や対策にも影響する。基準地震動を確定させて規制委側の了承を得ることが、遅れを取り戻したい東北電にとって先決事項となる。

・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2018-06-11 06:55 | 核 原子力