スキーにはまっています。


by 幸田 晋

止めよう!東海第二原発首都圏連絡会結成と自治体の動き-

止めよう!東海第二原発
首都圏連絡会結成と自治体の動き-
 
既に17市町村(茨城県内44市町村の6割)で
再稼働反対の意見書が採決
 
「原自連」では、
茨城県、東海村、東電、原電、規制庁や
    
経産省などにも要請文を送ります

          
木村結(原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟)

たんぽぽ舎です。【TMM:No3407】
2018年7月4日(水)午後 08:20
地震と原発事故情報
より一部

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┗■1.脱原発運動の足元で省エネルギー生活を考え実践しよう その1
 |  省エネを実行して地球を痛めつけない電力消費量に留める
 └──── 瀧川恵子 (若狭の原発を考える会)

 原発を動かさなくても電気は足りていることは広く知られるようになりました。
 しかし電力会社はとりあえず目先の企業利益だけのために、また政府は核兵器
の原料を何としてもキープしたいためか、万一戦争になった時のエネルギー確保
のためか、一旦事故が起こると取り返しのつかない事態になることを分かってな
がら原発の再稼働にとても意欲を燃やしています。

 脱原発側からは原子力の代わりに自然エネルギー(太陽光・風力・水力・地熱
・バイオマスなど)に変えようという世論が高まっています。(政府が原発推進
の考えなので外国の取り組みからはずいぶん後れをとっていますが。)
 ただ自然エネルギーを利用したら環境問題はすべて解決するというわけではあ
りません。

 例えば広大な太陽光発電装置が景観や農地を壊す、近くの家が反射光でまぶし
い・暑い、風力発電では低周波が周辺住民を悩ます、などの問題があります。使
いやすいものに改良してゆくにはある程度の時間が必要でしょう。
 また、エネルギーもその地方の特性にあったやり方で地産地消できれば素晴ら
しいと思います。
 こういう研究が進むのを願いつつ「私たちは無駄にエネルギーを使いすぎてな
いか?省エネルギーで発電量を減らせるのではないか?」ということを考えたい
と思います。

 「大江戸省エネ事情」(石川英輔著 講談社文庫)によると、
江戸時代はエネルギー消費ゼロに近い(太陽エネルギーだけを使う)生活の時代
であったが、当時と比べると昭和27年(戦後復興進む)10,000倍、昭和35年(高度成
長始まる)50,000倍、そして現在は100,000倍消費しているそうです!
 江戸時代のエネルギー消費ゼロに近い生活に戻すのは無理としても、楽しく省
エネ生活をして発電量を減らし、地球にも優しくありたいものです。

次の1,2の運動とともに、3の楽しく家計にも優しい
省エネ生活を実践しましょう!

1.脱原発の世論を高めるアピール・申し入れ・抗議行動などに参加する。
2.電力会社に方針転換を迫る消費者運動をする。
3.省エネを実行して地球を痛めつけない電力消費量に留める。
 若狭の原発を考える会では会員で実践している省エネ生活を出し合いました。

   エネルギーを減らす生活 <若狭の原発を考える会会員編>

衣服関係
・洗濯は1日おきにする。
・夏服は風の通るデザイン・冷感素材を選ぶ。
・ウォームズボンを家でも着用して寒かったこの冬暖かく過ごせた。
・冬は冷える首・手首・足首を温かくする。

食事
・電子レンジをやめて、温めは圧力釜とガスレンジの温め機能を利用する。
・食パンをトーストする時、ガスレンジの機能を使う。
・電気釜を使わないで鍋で炊飯する。
・水筒を携帯して自販機等で極力飲料を買わない。
・古いタオル等を小さく切って皿や台所の汚れ拭きに使用する。
・ラップ代わりに丸いタッパーやゼリー容器を蓋として使う。
・鍋帽子で保温調理する。
・圧力鍋で短時間調理する。
・1週間に1度はできるだけ野菜を使いきる。
・賞味期限が過ぎそうな時には早めに冷凍してしまう。(豆腐も牛乳も)
・冷凍食材は電子レンジ解凍しないで使えるように献立を見通して冷蔵庫に入れ
替える。
・自分で野菜を作り、作れない野菜は、農家が作る方が、安全で、生活できる価
格で購入する。

家電関係
・省エネ家電を使う。(1軒ごとが節電所になる)
・照明をLEDにして、夜は部分照明にする。(ゆっくりするときはキャンドルを
楽しむ)
・コンセントをまめに抜く(夏は補助電気を沢山使うガス温水器のコンセントを抜
く)せん
・できるだけ食洗器を使わず、少ない水で手洗いする。
・季節に応じて冷蔵庫の設定温度を変える。
・エアコンを使わない季節はブレーカーを切る。
・夏エアコンと扇風機を併用する。

住居関係
・お風呂に湯をためて入る日を1日おきにする。
・お風呂の残り湯を洗濯やトイレに使う。
・風呂を断熱構造に替える。
・雨水タンクの水を、植木の水やりやトイレに使う。
・床をフローリングにして、モップや箒で掃除をする。
・窓をアタッチメントで複層ガラスに替え、よく使う居間と台所はさらに2枚窓
にすると夏と冬がすごしやすくなった。
・庇(ひさし)を深くして夏の暑さが和らいだ。
・土壁を利用して、夏は夜に換気扇で冷えた空気をとりこみ、暑い日中は涼しい
風の入る窓だけ開けて、他の窓を閉める。
・西側にトイレ、洗面所、風呂を配置する。
・夏の日差しを遮るために、「よしず」や雨戸を使う。
・夏は、ベランダにゴーヤカーテンを作る。
・ベランダに遮熱すだれをかけコンクリートに蓄熱するのを防ぐ。
・窓に遮熱カーテン使用。
・節水型トイレに替える。
・加湿器を使わず、冬は室内に植木鉢や花瓶・水盤に水がある状態にする。
・団地の自治会で廃油の回収を行っている。(石鹸業者が引き取る。)

全般的に
・原発の電気は使わない。
・不必要で税金の無駄遣いをする原発や基地には反対の声を上げる。
・命を大切にする環境や暮らしやすい社会を考え、行動する。
・省エネルギー生活は家族に強要せず、自分で楽しむ。


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┗■2.止めよう!東海第二原発首都圏連絡会結成と自治体の動き-
 |  既に17市町村(茨城県内44市町村の6割)で再稼働反対の意見書が採決
 | 「原自連」では、茨城県、東海村、東電、原電、規制庁や
 | 経産省などにも要請文を送ります
 └──── 木村結(原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟)

 東京から110km。首都圏に最も近い東海第二原発は運転開始から40年が経過しよ
うとしていますが、20年延長要請が出され、東電、東北電力は追加融資も要請さ
れています。規制委員会は審査を進めており、首都圏から声をあげようと1都7
県の市民が首都圏連絡会を結成しました(5月21日)。

 日本原電には再稼働反対の署名活動や原電本社周辺駅アピールを展開、規制庁
には要請書や昼休みの抗議行動、東電、東北電力には株主総会へ「日本原電への
追加融資」に反対提案をしています。

 茨城県では昨年までに既に17市町村(茨城県内44市町村の6割)で再稼働反対
の意見書が採決されていますが、さらに広がっています。

今年3月 常陸太田市議会では20年延長と再稼働反対の請願、趣旨採択
3月 同じく茨城県茂木町議会は再稼働を認めず廃炉を求める決議採択
6月 水戸市議会で再稼働反対を求める意見書が可決
6月 千葉県我孫子市でも運転延長を認めず廃炉にする意見書採択
6月 千葉県多古町で再稼働&運転延長反対意見書に全員賛成
6月 千葉県銚子市、旭市も22日に本会議で採択されました。

 続々と周辺自治体で再稼働反対の決議が行われています。東海から30キロ圏内
の高萩市の大部勝規市長も4月に再稼働反対を鮮明にし、受け入れ自治体として
協定を結んでいる北茨城市の豊田市長も改めて再稼働反対を表明。

 東海第二は、3.11の際も全電源喪失し、あわやのところで難を逃れた原発です。
政府は「原子の火が灯った由緒ある東海」に固執していますが、過酷事故が起こ
ったら5000万人が被災します。
 このような危険を犯して再稼働させる権利は誰にもありません。

 原自連では、茨城県、東海村、東電、原電、規制庁や経産省などにも要請文を
送ります。 (原自連メールマガジン第23号2018/7/2より抜粋)


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┗■3.DAYS JAPAN8月増刊号「福島・被曝安全神話のワナ-放射能を
 | 気にしなければ幸せになれるのか」のご案内
 └──── 渡辺悦司(市民と科学者の内部被曝問題研究会)

https://daysjapan.net/2018/06/28/%E3%80%90%E6%96%B0%E5%88%8A%E6%A1%88%E5%86%85%
E3%80%91days-japan%EF%BC%98%E6%9C%88%E5%A2%97%E5%88%8A%E5%8F%B7%E3%80%8C%E7%A6%
8F%E5%B3%B6%E3%83%BB%E8%A2%AB%E6%9B%9D%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A5%9E%E8%A9%B1/
以下は、著者の1人でもある山田耕作さんからのメールです。
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広瀬隆氏の白熱授業「日本列島の全原発が危ない!」Days Japan1月増刊号に続
く増刊です。書店で発売中です。定価2160円

Days Japan 8月増刊号
「福島・被曝安全神話のワナ」-放射能を気にしなければ幸せになれるのか-

 事故から7年。いま福島では、「風評被害」「不安をあおる」「福島を差別す
るな」という言葉のもと、甲状腺検査の縮小、自主避難の人々の切り捨て、住民
の分断が進む。私たちは何を守るべきか。

第1章 母と子のチェルノブイリ
2017年夏、福島の母子3組がベラルーシを訪れた。訪ねたのは子どもの時にチ
ェルノブイリ事故で被曝し、甲状腺がんの手術をし、母になった人々。
この人々が過ごしてきた人生は、福島の母子に何を伝えたか。福島の母、中高
生からの報告ほか。
第2章 小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)特別報告
「福島、原発安全神話から被曝安全神話へ」
第3章 福島差別と風評被害の本当の姿
◎復興と差別
  吉田千亜(フリーライター)「子どもを守ることと風評被害」
  青木美希(朝日新聞記者) 「苦しむ被害者」
◎放射線測定からわかること
  阿部浩美(福島30 年プロジェクト理事長) 「食の安全と危険」
  鈴木 薫(いわき放射能測定室たらちね事務局長)「たらちねの日々から思う
こと」
◎甲状腺がんという「不都合な真実」
  白石 草(Our Planet TV)
「『軽いがん』なんて言わないで―甲状腺がんの子をもつ母たちの思い」
  崎山比早子(元国会事故調査委員会委員)
「福島県における甲状腺がん多発と放射線安全論」
  和田真(ジャーナリスト)「県民に知らされない60ミリの甲状腺がん」
安全論者からの攻撃をはね返す
  明石昇二郎(ルポライター)「開沼博氏への公開質問状」
  東原晃一郎(グリーンコープ連合(生協))
「福島民友新聞による風評被害攻撃」
  木野龍逸(フリージャーナリスト)
「政府・メディアによる事故収束かのような印象操作」
  山田耕作(京都大学名誉教授)
「存在する被害をなしとしている学者・文化人の被曝安全論を批判する」
終わりに 広河隆一(DAYS JAPAN 発行人)
「過去をなかったことにすると、未来を失う―『しあわせになるための「福島差
別論」を読んで」

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by kuroki_kazuya | 2018-07-05 06:15 | 核 原子力