対米従属を見事に象徴した陸上イージス導入費用の迷走
2018年 08月 01日
みなさま、時間のアル時に
是非、「天木 直人の公式ブログ」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>
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対米従属を見事に象徴した
陸上イージス導入費用の迷走
「天木 直人の公式ブログ」
2018年7月31日より転載
米国から押しつけられて買わされる陸上配備型迎撃ミサイルシステム(いわゆるイージス・アショア)ほど、矛盾だらけの予算の無駄遣いはない。
なにしろ北朝鮮の危機がなくなったのに買わされるのだ。
その上、購入価格が決まらないにも関わらず、導入する事だけは決まっている。
こんなバカな話はない。
かつて私が官僚の駆け出しの頃、大蔵省(現財務省)との予算折衝は最も重要で困難な仕事だった。
なにしろ、その必要性を主計官に説得させることが一大難事業だった。
そして、その必要性について説得に成功しても、予算要求額については、びた一文無駄を許されなかった。
おそらく今でも財務省と各省の予算折衝は、当時と変わっていないはずだ。
ところが今度の陸上イージスの導入はどうだ。
その導入金額について小野寺防衛相の発言がぶれにぶれている。
ついこの間まで一基1000億円と言っていた予算が、あっという間に1340億円に膨れ上がった。
しかも、その金額でさえ、さらに増えるかもしれないと言う。
そんな予算要求があるか。
しかし、財務省はそれを文句のひとつ言わずに認めようとしている。
なんでこのような異常な事がまかり通るのか。
それは、あの田母神元航空幕僚長が告白している通り、米国から購入する日本の防衛装備は、すべて米国の言う値であるからだ。
本当の値段は何も知らされず、したがってまた、いくら値上げされても、それをうのみにするしかない。
つまり交渉の余地はないのだ。
そもそも、日本の国防政策そのものが米国の防衛政策の下請けになっている。
日本の装備は米国から導入する事となっていて、米国産装備は、それを導入しても米軍に教えてもらわなければ自衛隊は使えない。
そして教えてもらうための費用まで、装備費用に上乗せされるのだ。
おんぶにだっこ、盗人に追い銭状態なのだ。
陸上イージス導入費用をめぐって小野寺防衛大臣が迷走するのも無理はないのだ。
誰が防衛大臣になっても迷走したに違いない。
そして防衛大臣の迷走について、メディアも野党も、何も文句は言わない、いや言えないのだ。
対米従属の日米同盟を受け入れる以上、彼らもまた何も言えないのだ。
はたしてこのまま日米同盟を絶対視して受け入れ続けていいのか。
そのことについて、国民的議論を行わなければいけない時は待ったなしに来ているという事である(了)
*****
週刊フラッシュが報じた
二階俊博自民党幹事長の次男の大醜聞
「天木 直人の公式ブログ」
2018年7月31日より転載
きのうは週刊現代が報じた菅野完氏の醜聞だったが、今度は週刊フラッシュが報じた二階俊博自民党幹事長の醜聞の衝撃だ。
すなわちきょう発売の週刊フラッシュ(8月14日号 光文社)が報じた。
「ある事件が、永田町で密かに話題になっている」
こういう見出しで週刊フラッシュは、二階俊博自民党幹事長の次男である二階直哉氏(46)が、元山口系暴力団幹部と一緒になって会社乗っ取りに関与していたという一大疑惑をスクープ報道した。
週刊フラッシュは名誉棄損をおそれてあくまでも疑惑報道にとどめているが、どう考えても犯罪だ。
実際の所、その元暴力団幹部は逮捕・起訴されている。
しかも、その元暴力団幹部と二階俊博氏の次男が知り合ったきっかけは、二階俊博総務会長(当時)が2015年9月に約3500人という大訪中団を率いて訪中した時だという。
次男の直哉氏は、例によって二階俊博氏が大臣(経済産業相)の時、大臣秘書官を経験している。
二階俊博幹事長は週刊フラッシュの取材に、「知らねえよ」、「別人格だ、息子は」と開き直っているが、そんな逃げ口上が通用するはずがない。
国会で徹底追及されれば、安倍政権の一大スキャンダルになりかねない醜聞だ。
森友・加計疑惑で安倍首相を守ったお返しに、今度は安倍首相から守ってもらうつもりだろうか。
国民から見れば、とんでもないこの国の政治状況である(了)
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対米従属を見事に象徴した
陸上イージス導入費用の迷走
「天木 直人の公式ブログ」
2018年7月31日より転載
米国から押しつけられて買わされる陸上配備型迎撃ミサイルシステム(いわゆるイージス・アショア)ほど、矛盾だらけの予算の無駄遣いはない。
なにしろ北朝鮮の危機がなくなったのに買わされるのだ。
その上、購入価格が決まらないにも関わらず、導入する事だけは決まっている。
こんなバカな話はない。
かつて私が官僚の駆け出しの頃、大蔵省(現財務省)との予算折衝は最も重要で困難な仕事だった。
なにしろ、その必要性を主計官に説得させることが一大難事業だった。
そして、その必要性について説得に成功しても、予算要求額については、びた一文無駄を許されなかった。
おそらく今でも財務省と各省の予算折衝は、当時と変わっていないはずだ。
ところが今度の陸上イージスの導入はどうだ。
その導入金額について小野寺防衛相の発言がぶれにぶれている。
ついこの間まで一基1000億円と言っていた予算が、あっという間に1340億円に膨れ上がった。
しかも、その金額でさえ、さらに増えるかもしれないと言う。
そんな予算要求があるか。
しかし、財務省はそれを文句のひとつ言わずに認めようとしている。
なんでこのような異常な事がまかり通るのか。
それは、あの田母神元航空幕僚長が告白している通り、米国から購入する日本の防衛装備は、すべて米国の言う値であるからだ。
本当の値段は何も知らされず、したがってまた、いくら値上げされても、それをうのみにするしかない。
つまり交渉の余地はないのだ。
そもそも、日本の国防政策そのものが米国の防衛政策の下請けになっている。
日本の装備は米国から導入する事となっていて、米国産装備は、それを導入しても米軍に教えてもらわなければ自衛隊は使えない。
そして教えてもらうための費用まで、装備費用に上乗せされるのだ。
おんぶにだっこ、盗人に追い銭状態なのだ。
陸上イージス導入費用をめぐって小野寺防衛大臣が迷走するのも無理はないのだ。
誰が防衛大臣になっても迷走したに違いない。
そして防衛大臣の迷走について、メディアも野党も、何も文句は言わない、いや言えないのだ。
対米従属の日米同盟を受け入れる以上、彼らもまた何も言えないのだ。
はたしてこのまま日米同盟を絶対視して受け入れ続けていいのか。
そのことについて、国民的議論を行わなければいけない時は待ったなしに来ているという事である(了)
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週刊フラッシュが報じた
二階俊博自民党幹事長の次男の大醜聞
「天木 直人の公式ブログ」
2018年7月31日より転載
きのうは週刊現代が報じた菅野完氏の醜聞だったが、今度は週刊フラッシュが報じた二階俊博自民党幹事長の醜聞の衝撃だ。
すなわちきょう発売の週刊フラッシュ(8月14日号 光文社)が報じた。
「ある事件が、永田町で密かに話題になっている」
こういう見出しで週刊フラッシュは、二階俊博自民党幹事長の次男である二階直哉氏(46)が、元山口系暴力団幹部と一緒になって会社乗っ取りに関与していたという一大疑惑をスクープ報道した。
週刊フラッシュは名誉棄損をおそれてあくまでも疑惑報道にとどめているが、どう考えても犯罪だ。
実際の所、その元暴力団幹部は逮捕・起訴されている。
しかも、その元暴力団幹部と二階俊博氏の次男が知り合ったきっかけは、二階俊博総務会長(当時)が2015年9月に約3500人という大訪中団を率いて訪中した時だという。
次男の直哉氏は、例によって二階俊博氏が大臣(経済産業相)の時、大臣秘書官を経験している。
二階俊博幹事長は週刊フラッシュの取材に、「知らねえよ」、「別人格だ、息子は」と開き直っているが、そんな逃げ口上が通用するはずがない。
国会で徹底追及されれば、安倍政権の一大スキャンダルになりかねない醜聞だ。
森友・加計疑惑で安倍首相を守ったお返しに、今度は安倍首相から守ってもらうつもりだろうか。
国民から見れば、とんでもないこの国の政治状況である(了)
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by kuroki_kazuya
| 2018-08-01 06:05
| 日本の今後