国民の怒りに火をつけた安倍首相のひとこと
2018年 08月 13日
是非、「天木 直人の公式ブログ」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>
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国民の怒りに火をつけた
安倍首相のひとこと
「天木 直人の公式ブログ」
2018年8月12日より転載
きょう8月12日の各紙が報じた。
安倍首相はきのう8月11日、自民党山口県連が開いた集会に出席し、事実上の総裁選出馬宣言をしたと。
そこで安倍首相は何と言ったか。
6年前に総裁選に立候補した、あの時の志はみじんもかわっていない。
そう言ったというのだ。
自民党の、しかも自らの地元の集会でそういうのだから、何を言っても許されるのかもしれない。
しかし、こんなことを国民の前で言ったなら、かつてのルーマニアのチャウシェスクがそうであったように、そして最近では韓国の朴槿恵大統領がそうであったように、国民の怒りが爆発してたちどころに処刑されるに違いない。
6年間も長きにわたって総理をしながら、その間に、安倍首相はひとつでも国民のためになるような事をしたというのか。
すべてに失敗し、それを嘘でごまかし続け、しかも最後は権力を私物化した事がばれても居直った。
本来はそれだけでも、どの面下げて総裁選に出られるのか、という話しなのに、さらにまた3年やるという。
国民は自民党の集会で発せられた安倍首相の言葉などほとんど関心がなく、だから気づかないだろうが、もしメディアがこの安倍首相の言葉を繰り返し、大きく報じれば、さすがのおとなしい日本国民も、この野郎、ふざけんな!と言う事になるだろう。
いや、そうしならなければいけない。
おとなしい日本国民は処刑という行動には出ない。
しかし、支持率を下げればいいのだ。
メディアは安倍3選後に必ず世論調査行い、それを発表する。
そこで支持率が下げれば、安倍首相は終わる。
ただでさえ3選の後は、安倍首相は行き詰る一方だと言われてる。
その上に支持率が下がれば、安倍首相は任期を全うできないまま辞任に追い込まれるだろう。
ここで国民が怒らなければ、怒る時はない。
そう思わせる安倍首相のひとことである(了)
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辺野古阻止に欠けているものが
見えて来た今度の沖縄訪問
「天木 直人の公式ブログ」
2018年8月12日より転載
2泊3日の沖縄訪問から帰って、いまこれを書いている。
今度の沖縄訪問は、友人に誘われて沖縄の辺野古阻止活動の状況を見てみようという、前から予定されていたものであったが、出発直前になって、思いがけなく翁長知事の訃報に接し、通夜に参列し、そして翁長知事なき後の辺野古阻止に思いをはせる旅になった。
今度の旅であらためて実感したのは、このままの沖縄では辺野古建設は阻止できないということだ。
何が足らないのか。
座り込みや県民集会のいさましい政治的スローガンとは裏腹に、何があっても辺野古建設を阻止して見せるという政治的気迫が決定的に欠如している。
それは、翁長知事の時からもそうだったが、これからはもっとそうなるだろう。
なぜか。
辺野古建設を阻止するということは、とりもなおさず在日米軍を沖縄から叩き出すということだ。
そして、それは、とりもなおさず日米地位協定の抜本的改定、つまり日米安保条約という名の日米軍事同盟を解消する事である。
その覚悟がない限り、絶対に辺野古阻止は出来ない。
在日米軍を日本から叩き出すのに、保守も左翼もない。
主権国家としての当然の主張なのだ。
しかし、いまこれを唱えるものはいなくなった。
オール沖縄に欠けているもの。
それは、いまの保守を支配する保身と打算の対米従属保守ではなく日本の主権を第一にする本物の保守と、安保反対を叫ばなくなった共産、社民よりも過激ないわゆる新左翼、この両極端を包摂する、文字通りのオール沖縄なのだ。
それを可能にする政治哲学こそ憲法9条であり、それを政治的に可能にする政治勢力こそ、憲法9条を国是とし日米軍事同盟の解消を公約する新党憲法9条なのである。
翁長知事の後は翁長夫人しかいない。
他の候補では安倍・菅暴政コンビの推す候補に勝てない。
翁長夫人という新知事を誕生させ、その新知事の手で、憲法9条を沖縄に実現するのである。
砂川闘争で出来なかった事を沖縄で実現するのである。
今度の沖縄の旅によって、新党憲法9条の主要テーマは辺野古阻止となったのである(了)
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