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by 幸田 晋

田原総一朗「憲法改正の矛盾に声あげぬ大問題の安倍イエスマン」

田原総一朗

「憲法改正の矛盾に声あげぬ
大問題の安倍イエスマン」


〈週刊朝日〉

8/29(水) 7:00配信より一部

AERA dot.

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180828-00000031-sasahi-pol

 来月の自民党総裁選で圧倒的な有利を伝えられている、安倍晋三首相。ジャーナリストの田原総一朗氏は、自民党内の問題を改めて指摘する。

*  *  *
 ある全国紙が大きなスペースを取って痛烈な野党批判を展開している。

 国民民主党の玉木雄一郎共同代表が「安倍政権に代わる政権構想を野党も示すのが責任だ」と唱えたが、立憲民主党の枝野幸男代表は答えなかった。野党はどの党も政権構想を持っておらず、安倍内閣批判をしているだけで、しかもバラバラだ。だから、国民は野党に期待しようがなく、野党はいずれも支持率が極端に低い。そのために、安倍内閣は“一強多弱”で、やりたい放題のことができているのだ、というのである。もちろん森友・加計問題などの批判を込めて書いているのだ。

 さらに、かつての社会党にも政権構想がなく、だから政治に緊張感が乏しかった、と書いているが、これはまったく間違っている。そして現在の政治に対する捉え方も、言っては悪いが間違っている。

 もしかするとこうした捉え方が広がっているのではないか、と不安でこの文章を書いているのである。

 社会党時代に、政治は現在よりもはるかに緊張していた。

 それは、自民党内に主流派と反主流派があり、両者の論争が、きわめてリアリティーがあってダイナミックであったからだ。自民党の首相が交代するのは、野党との闘いに敗れたためではなく、いずれも反主流派との闘いに敗れたためであった。岸信介、田中角栄、福田赳夫、大平正芳、宮沢喜一等々……。

・・・(途中略)

 森友問題で、安倍首相は国会で「もしも私や妻が、森友学園の認可や土地売却などに関わっていたら、首相も議員も辞める」と表明し、そこで財務省は慌てて決裁文書を改ざんしたのであろう。しかも朝日新聞の報道がなければ、財務省は改ざんを隠蔽するつもりだったのである。こんなことは民主主義を標榜する国にあってはならないことだ。

 それを最高責任者である財務大臣は、「なぜ改ざんしたのか、わかれば苦労しない。わからないから苦労しているのだ」などと言い、「こんなのは個人的な行為で、財務省には責任がない」とも言っている。かつての自民党ならば、当然辞任せよとの声が強まるはずだが、そういう声がまるで出てこない。

 また、安倍首相は憲法を改正すると強調している。だが、9条の1項、2項には手をつけず、自衛隊を明記するのだという。これでは明らかに矛盾で、自民党のほとんどの議員は矛盾だと捉えているはずである。だが、そういう声は生じなくて、論議も起きない。

 私は、これは自民党の劣化だと捉えているのだが。
by kuroki_kazuya | 2018-08-31 06:25 | 憲法 | Comments(0)