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by 幸田 晋

北海道電力の電力不足は本当か?検証する

北海道電力の電力不足は本当か?
検証する
 
北海道電力発表のデータからみて
発電能力が過小評価だ

電力不足を
「演出している」のか、北海道電力が電力不足を

解消するのに「やる気がない」かのどちらか

 
渡辺悦司
(市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)


たんぽぽ舎です。【TMM:No3459】
2018年9月12日(水)
2018年9月13日, 木, 午前 00:39
地震と原発事故情報
より一部

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┗■2.北海道電力の電力不足は本当か?検証する
 |  北海道電力発表のデータからみて発電能力が過小評価だ
 | 電力不足を「演出している」のか、北海道電力が電力不足を
 | 解消するのに「やる気がない」かのどちらか
 └──── 渡辺悦司 (市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)

 世耕経産相を先頭として、政府と北海道電力は、地震により苫東厚真火力発電
所が被害を受けたことを理由として、北海道民に対し2割の節電を大々的に呼び
かけています。
 また、節電がうまく行かない場合「計画停電」を実施すると、恫喝しています。

◎ だが、このような節電キャンペーンは、
(1)ブラックアウトを引き起こした北海道電力と政府の電力政策の失敗を隠し、
(2)来たるべき泊原発の再稼働に向けて世論を誘導するという人為的印象操作
の疑いが払拭されないものなのです。
 北海道電力の公表している電源設備データそのものが、このことを如実に示し
ています。以下を見て下さい。
http://www.hepco.co.jp/corporate/company/ele_power.html

◎ 北電の総発電設備能力は、約781万キロワットですが、停止している苫東厚真
火電(165万キロワット)と泊原発(207万キロワット)を除くと、北電の現存発
電設備能力は、409万キロワットです。

 9月12日の読売新聞の報道によれば、9月11日現在の北電の想定発電能力は
240万キロワットに過ぎません(政府・北電想定は350万キロワットですが、その
なかから、企業の自家発電50万キロワット、本州からの融通60万キロワットを除
いた数字です)。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180911-OYT1T50125.html
 さらに、9月14日時点での想定は、水力が40万キロワット再稼働されるため、
280万キロワットとなると考えられます。

 しかし、これらは、現存する409万キロワットの発電能力からは、利用率68%で
すので、まだ余力があり、どう比較しても、「2割」の節電を経産大臣自らが音
頭を取って呼びかけるというのは、人為的に能力を過小評価して電力不足を「演
出している」のか、北電が電力不足を解消するのに「やる気がない」かのどちら
かであろうと言われても仕方がありません。
 冬期の需要ピーク525万キロワット(日経新聞9月12日)についても同じことが
言えます。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3522712011092018EA1000/

 北電の現存能力409万キロワットと自家発電・本土からの送電能力の合計およそ
110万キロワット(現状のままと仮定)、9月末以降に再稼働予定の苫東厚真1号
機35万キロワットを加えれば、554万キロワットとなり、対応可能なレベルにあり
ます。

 10月中旬以降に再稼働予定の同2号機60万キロワットが加われば、614万キロワ
ットと、本格的な冬までに十分に供給可能となるでしょう。

◎ つまり、北海道の電力不足は、政府・北電によって人為的に「つくられ」
「煽られている」キャンペーンであるかもしれないという疑惑があるのです。
 北電のデータ自身がその可能性を示しています。
 大手マスコミがこのような簡単に分かるデータを検証することなく、節電のキ
ャンペーンに荷担していることは許しがたいことです。
 決してだまされてはなりません。


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┗■3.北海道胆振(いぶり)東部地震とブラックアウト
 |  同じレベルの地震が泊原発近辺に起きたらどうなるのか
 | 今回の地震によるブラックアウトを機とした原発再稼働の策動を許すな!
 └──── 佐藤英行(後志・原発とエネルギーを考える会)

◎ 9月6日午前3時8分、突如襲った胆振(いぶり)東部地震。それに続く北海
道全域295万戸の停電。初めて経験するブラックアウト。
 この地方に、石狩低地東縁断層帯の主部と南部があり、南部が今回の震源地近
くとなっているが、今回の地震はこの活断層との関係はないと結論付けている。
深さ37kmにある活断層が震源によるものと考えられている。
 石狩低地東縁断層帯何布活断層の長さは45km以上でこの断層による30年以内
地震の発生確率は0.2%以下とされておりやや高いグループに位置する。

◎ ブラックアウトの直接的な原因は厚真火力発電所3基165万kwが地震により
停止したことである。この発電所は北海道の電力の約半分を供給していた。
 需要と供給がバランスを取って電力を供給していたが、厚真火発がストップし
たので残りの発電所では賄いきれず、このまま稼働を続ければ発電所そのものが
が破壊されてしまうことになる。そしてすべての発電所が停止した。
 この地震で多くの自然災害が起き、ブラックアウトで日常生活に大きな影響を
もたらした。信号停止により公共交通機関のストップ。給油所がストップ。自家
発電で営業しているところには長い行列。
 当初、厚真火力の復旧は1週間程度としていたものが、全面復旧が11月以降と
なった。

◎ 「泊原発が運転していればブラックアウトはなかった。十分な電力供給はで
きていた」いう輩があちこちで現れてきた。
 そして、当初、厚真火力の復旧は1週間程度としていたものが、全面復旧が
11月以降と政府発表。ここに泊原発再稼働をもくろむ作為があると指摘する者も
いる。

◎ 目を泊原発に移してみると、泊原発のある積丹半島西岸には海底活断層70k
mの存在が指摘されている、原発敷地内には北電が活断層ではないことを証明で
きていない11本の断層があり、福島第一原発事故後に作られた6.5mの高さの防潮
堤は盛土でありその下は崖を崩して作られた敷地なので規制委員会から液状化現
象による影響を指摘されている。

 9月6日3時8分ごろおきた胆振東部地震で泊原発に3系統から来ていた外部
電源が3時25分喪失した。
 1~3号機の各プールには1527体使用済み核燃料や新核燃料が貯蔵されており、
これらを冷却するために非常用発電機6台が起動し冷却を始めた。
 9時間半後、優先的に1系統からの電源が確保された。
 これが運転中だったらと思うとブラックアウトによる最悪の事故が起きうる原
発の恐怖を感じた。
 同じレベルの地震が泊原発近辺に起きたらどうなるのだろう。
 海底活断層70km、11本の泊原発構内の断層群、脆弱な防潮堤。
 ただ壊れるだけではなく、電源の喪失、破壊されたことによる放射能の外部放
出。冷却不能によってのメルトダウン。発生した水素による水素爆発。環境に出
される大量の放射性物質。これらが無謀な夢想ではなく現実に起こりうるのだ。
 避難しようにも燃料はなく、避難バスは動かず来ない。食料も流通しなく日常
生活は破壊される。

◎ 福島第一原発事故で私たちはその苦しみ、悲しみ、悔しさを学習したはずで
ある。地震による自然災害に対して英知を集めた対策は考えられるが、原発が破
壊された原発災害については原発を止めることが前提である。
 しかしながらすでに始末に負えない核燃料、使用済み核燃料をかかえている。
今回のブラックアウトを教訓として、発電所を集中させるのではなく分散される
ことの教訓を得たが、多様な発電方法も考慮すべきであるが、そこに原発を入れ
てはならない。
 これも今回の地震によるブラックアウトが示した。
 今回の地震によるブラックアウトを機とした原発再稼働の策動を許すな!!

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by kuroki_kazuya | 2018-09-13 06:15 | 核 原子力 | Comments(0)