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by 幸田 晋

トリチウム水 本当に安心安全なのか

トリチウム水 

本当に安心安全なのか


東京新聞 【社説】 2018年9月20日より一部

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018092002000171.html

 東京電力福島第一原発構内にたまり続ける放射性物質を含んだ大量の水。タンクの設置も限界と、政府は海への放出に前のめり。漁業者は反発を強めている。母なる海は受け止めてくれるだろうか。

 水で薄めて海に放出-。シンプルで、わかりやすい解決法には違いない。でも本当に、それでよいのだろうか。

 メルトダウン(炉心溶融)した原子炉を冷やすなどした汚染水には、多種多様な放射性物質が含まれる。そのほとんどは多核種除去設備(ALPS)で取り除くことができるという。

 ただし、トリチウム(三重水素)は例外だ。性質が水素とそっくりなので、水から分離することができないというのである。ALPSで処理した後も、タンクを造ってため続けているのが現状だ。

 トリチウムは放射線のエネルギーも弱く、生物の体内に入っても蓄積されない、とされている。だから、海に流せばいいと。

 ところが、トリチウムは生物のDNAの中にまで水のごとく入り込み、遺伝子を傷つける恐れがあるとの指摘もある。

 タンクの中に残った放射性物質は、
トリチウムだけではない。

 ヨウ素129やルテニウムが
実際に検出されている。


 原子力規制委員会は、このような物質も「水で薄めれば基準値以下になり、問題ない」との立場だが、本当にそうなのか。

 思い出すのは、
「公害の原点」といわれる
水俣事件である。


 原因企業による有機水銀の海への垂れ流しを政府が放置し続けたため、深刻な被害が広がった。

 「海水の希釈能力は
無限と考えたのは誤りだった」。

事件に関係した高名な学者が、
後に漏らした苦渋のつぶやきだ。

水銀と放射性物質は
同列にはできないが、
不気味ではないか。


・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2018-09-21 06:35 | 東電 出鱈目 資本 | Comments(0)