スキーにはまっています。


by 幸田 晋

日本列島の最近の地震活動と噴火 その2

日本列島の最近の地震活動と噴火 その2
  
「大噴火が少なすぎる近年の日本」(11/24講演)
 
プレートや火山の「恩恵」
        
島村英紀氏のたんぽぽ舎・講演
レジュメより…「連載5」


たんぽぽ舎です。【TMM:No3531】
2018年12月11日(火)午後 08:57
地震と原発事故情報
より

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┗■1.原発・軍備拡大を推進する 晋ちゃん
 |  憲法改悪を進める 晋ちゃん
 | 財津昌樹の「トイレで知る・考える社会のこと」
 | カレンダー(2019年)のご案内
 └──── (株)デザインスタジオドアーズ

言い過ぎですか?

 年間2000回以上も起きる地震列島に いつのまにか原発54基
 この無謀は地上の生き物への礼節を無視した
 政・官・財界・御用学者たちの我欲(がよく)だけを満たす
 タチの悪い仕業(何が起きても責任を取らない)

※2019年「トイレで知る・考える社会のこと」
              カレンダー3月の作品から

カレンダー製作=(株)デザインスタジオドアーズ
          zai@d-doors.co.jp

◎たんぽぽ舎でも扱っています。
カレンダー1部の定価1200円+税96円+送料340円=1636円を1600円と
 させていただきます。
5部以上は、カレンダー1部定価1000円+税(80円)、
 送料については必ずお問い合わせください。
 部数によって送料が変わります。
 カレンダーのご注文、お問い合わせは
 メール nonukes@tanpoposya.net か 電話 03-3238-9035 を
 お願い致します。
カレンダー代金と送料を記載した郵便振込用紙を同封して
 こちらから先に発送致します。


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┗■2.2019年3/24(日)老朽原発うごかすな!高浜全国集会
 |  2019年5/19(日)老朽原発うごかすな!関西電力包囲全国集会
 | 老朽高浜原発再稼働反対行動へのご賛同のお願い
 └──── 原発うごかすな!実行委員会@関西・福井

 原発のない社会の創造に向けた運動への日ごろのご指導・ご鞭撻に感謝申
し上げます。
 さて、原発は人間の手におえる装置でないことは、2011年の東電福島第一
原発事故が大きな犠牲の上に教えています。
 そのため、原発全廃を目指す運動が全国・全世界的に広がっています。
原発の再稼働・再々稼働を許してはなりません。
 とくに40年という期限を越えた若狭の老朽原発・高浜1、2号機(44年、
43年超え)、美浜3号機(42年超え)の再稼働は何としても阻止しなければ
なりません。これを許せば、全国の原発の20年運転延長の先例になると考え
るからです。

 老朽原発を動かそうとすれば、高額の安全対策費がかかり、経済的にも成
り立たないことは明らかですから、私たちの闘いいかんでは、再稼働阻止も
実現可能であると思います。関西と福井の総力を結集して、闘いたいと存じ
ます。

 私どもは、来年9月~10月に再稼働が目論まれている老朽高浜1、2号機
の再稼働(美浜3号機は2020年3月とも言いわれています)阻止のため、
来春3月に高浜現地で、同年5月には大阪関電本店前で、全国集会(及び
デモ)を企画いたしました。
 皆様(個人、団体)には、ぜひご賛同いただければ幸いです。
 なお、賛同金は不要です。

       記

    老朽原発うごかすな!高浜全国集会
日 時:3月24日(日)14:00より ◇集会後、デモ
会 場:高浜町文化会館(福井県高浜町)※駐車場あり

老朽原発うごかすな!関西電力包囲全国集会
日 時:5月19日(日)13:00より ◇集会後、デモ
場 所:関西電力本店前(大阪市北区中之島)

◎両日とも
主 催:原発うごかすな!実行委員会@関西・福井
呼びかけ:
(1) オール福井反原発連絡会(原子力発電に反対する福井県民会議、
  サヨナラ原発福井ネットワーク、福井から原発を止める裁判の会、
  原発住民運動福井・嶺南センター、原発問題住民運動福井県連絡会)
(2)ふるさとを守る高浜・おおいの会
(3)若狭の原発を考える会
連絡先:木原壯林(若狭の原発を考える会)
    Eメール kiharas-chem@zeus.eonet.ne.jp


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┗■3.日本列島の最近の地震活動と噴火 その2
 |  「大噴火が少なすぎる近年の日本」(11/24講演)
 | プレートや火山の「恩恵」
 └──── 島村英紀氏のたんぽぽ舎・講演レジュメより…「連載5」

●プレートや火山の「恩恵」

 地震や火山の災害にも苦しめられてきた一方で、私たちはプレートの恩恵
にも浴している。日本人が風光を愛で、温泉を楽しみ、四季を味わえるの
も、プレートの衝突で作られた火山の「おかげ」である。日本の農業にも
火山はいい影響を及ぼしている。
 日本海沿岸の冬の降雪、空っ風などの日本の気候も火山地形が作って
きた。北西からの冬の季節風が元々は乾いていたのに、日本海の上空を
通ったときに湿った空気を吸い、それが日本の中央部にあるプレートが
作った山脈にぶつかって大量の雪を降らせ、その結果、乾いた風が太平洋岸
の冬の気候を作っているのである。

 日本列島の地形の多くは火山が作ったものだし、国立・国定公園のうち多
くは火山が作った景観である。また温泉はいうまでもなく火山と同じ「源」
である地下のマグマが地下水を暖めて作ったものだ。スキー場の多くは火山
の山腹を利用している。
 豊富な地熱があってエネルギー源として使えるのも火山の恩恵である。
この地熱は、天候や夜昼に左右されない将来のエネルギー源として期待され
ている。火山の地熱を生かしてハウス栽培の農業が行われているところも
多い。

 狭い国土に急峻な火山があることによって、日本の川は短く、また急で
ある。つまり、日本の川は山地に雨が降ってから海に流れ下るまでの距離も
時間も短い。このため多くの水力発電が日本各地で作られた。急峻な山があ
るゆえである。これも火山の恩恵である。

 日本の川が短いことは日本の水が多く軟水であることの理由になってい
る。軟水とは、カルシウムやマグネシウムの金属イオン含有量が少ない水の
ことだ。これに対してヨーロッパの水は硬水であることが多い。これはラ
イン川などヨーロッパの川がゆるい傾斜のところを何千kmも流れるので、
まわりの岩からカルシウムやマグネシウムの金属イオンがとけ込みやすいこ
とに原因がある。
 軟水は、石鹸の泡がたちやすいほか、和食やコーヒー、お茶などの水とし
ては適しているといわれている。最近ユネスコの世界遺産として登録された
和食の味も火山のおかげなのである。

 また、噴火して火山の山体が作られた後は、火山は大量の水の「天然の浄
水装置」になる。つまり平地よりも雨が多い山地で集めた雨水が火山体の中
を伏流水として通って、火山の麓(ふもと)から大量の湧水として出てくる
のだ。この湧水は量が多く、どんなに日照りの年でも枯れることはないの
で、麓の農業を支えてくれる。

 この水は火山体で漉されて浄化された水だし、温度も年間を通して一定な
ので、人間が使ったり飲んだりする水としても、とても適している。
 ちなみに地下水の温度はその土地の年間平均気温になる。つまり東京では
約15度C、札幌では約7度Cである。これは年間の気温変動がせいぜい数~
十数度Cしか達しないということに由来している。

 この大量の湧水は工業にも使われる。たとえば富士山の南側の山麓に製紙
工業や写真フィルムの工業が発達したのも大きな山体を持つ富士山の伏流水
のおかげである。
 樽前山の湧水を使っている北海道・苫小牧の製紙工場や、雌阿寒岳の伏流
水に頼っている北海道・釧路の製紙工場も同じ構図なのである。
                   (「連載6」に続く)


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┗■4.TV・新聞より4つ
 └──── 

 ◆南海トラフで連続(東側と西側)巨大地震の懸念
  地震が起きていない側で1週間の住民避難検討
  中央防災会議    (12月11日11:49「テレビ朝日・動画」)
 詳しくはこちらを
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000142786.html

 ※情報提供:松本英治 (メールマガジン読者)


 ◆避難解除区域(富岡と浪江)5月視察 生業訴訟で仙台高裁方針

 東京電力福島第一原発事故の被災者約3650人が国と東電に慰謝料や居住地の
放射線量低減などを求めた生業(なりわい)訴訟の控訴審で、仙台高裁(市村弘
裁判長)は10日、一審福島地裁が結審した後に避難指示が解除された富岡と浪
江両町の現地視察を来年5月27日に行う方針を固めた。原告側弁護団が明ら
かにした。
 原発事故に伴う集団訴訟で高裁の裁判官が現地視察をする見通しになった
のは全国で初めて。
 10日は口頭弁論と進行協議を行った。来年2月以降、原告15人の本人尋問
を行うことも示された。次回は来年2月22日午前10時から原告側3人の本人
尋問を行う。(12月11日福島民報より)


 ◆福島住民の苦しみ分かっていない 東電ADR和解案拒否 怒る原告
  「東電がのめる額」に変遷 和解打ち切り1671件 機能不全に
  福島の補償、世界の前例に「和解案に法的拘束力を」
  裁判への移行は負担増す

 福島原発事故で全町避難を強いられた福島県浪江町の住民約100人が先月、
福島地裁に損害賠償を求めて提訴した。原告は5年前、町が町民約16000人の
代理人となり、裁判外紛争解決手続き(ADR)で追加賠償を申し立てたも
のの、東電から和解案の受諾を拒まれた人たちだ。裁判では救済に時間も費
用も労力もかかる。迅速な賠償のために国によって設けられたADRが機能
せず、被害者が新たに裁判闘争を強いられるのは筋違いではないか。(後略)
       (12月5日東京新聞朝刊24-25面「こちら特報部」より抜粋)


 ◆人間破壊の国
  今の政府は人でなしの集まりである 山口二郎(法政大教授)

 入管法改正案の審議の中で、外国人技能実習生が3年間で69人も死亡して
いたことが明らかになった。現在の技能実習制度は奴隷的労働の温床となっ
ていることは明らかである。この事実についての見解を問われた安倍首相
は、「見ていないから答えようがない」と答えた。これだけ多くの人命が失
われているのだから、答えようがないはないだろう。審議の前日、「ややこ
しい質問を受ける」と軽口を叩いた挙げ句がこれか。

 沖縄では辺野古埋め立てのための土砂搬入の準備が進められている。土砂
を積みだす施設はカミソリ付きの鉄条網で囲われたというニュースもあっ
た。このまがまがしい鉄線は、あたかも県民を強制収容所の囚人とみなして
いるようで、沖縄を見下す国家権力の象徴である。

 敢えて言う。今の政府は人でなしの集まりである。

外国人労働者は人間ではなく単なる労働力であり、死に追いやられる
人権侵害があっても平気の平左。沖縄で県民が民主的手続きを通して新基地
建設について再考を求めても、一切聞く耳を持たず、力ずくで工事を始めよ
うとする。沖縄県民は主権を持つ国民の範疇(はんちゅう)には入れられてい
ない。
 人間の尊厳に対してここまで無関心さらには敵意をたぎらせるのは、あの
権力者たちが人間として欠陥を抱えているからとしか思えない。
          (12月9日東京新聞25面「本音のコラム」より)

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by kuroki_kazuya | 2018-12-12 06:15 | 核 原子力