アリバイ作りでしかない陸上イージス電波調査
2019年 01月 18日
是非、「天木 直人の公式ブログ」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>
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アリバイ作りでしかない
陸上イージス電波調査
「天木 直人の公式ブログ」
2019年1月17日より転載
きょうの一部の新聞が小さく報じていた。
政府は陸上配備型迎撃ミサイルシステム(イージス・アショア)の配備先となっている秋田市と山口県萩市で、レーダーの発する電磁波の影響調査をする方針を固めたと。
周辺地域での日常生活や人体への影響を懸念した地元自治体や住民からの要請を受けた対応であり、今年度中の実施を目指すと。
これほど馬鹿げた記事はない。
いまごろになって、影響があるかないかを調査するとは何事か。
そもそも、影響があるかないかは米国が知っているはずであり、導入前に問いただして知っていなければいけないはずだ。
そして日本が独自に調査して、本当の事がわかるというのか。
もしわかったとして、有害だったら秋田、山口への配備をあきらめるというのか。
秋田、山口への配備をあきらめても、他の配備地が見つかるというのか。
なにもかもデタラメばかりだ。
そう思っていたら菅官房長官が記者会見でこう語ったという。
「安全性について理解がいただけるよう丁寧に説明していきたい」と。
何のことはない。
結局、秋田、山口に受け入れてもらうしかないのだ。
電波調査はその為のアリバイ作りでしかないということだ。
しかもそのアリバイははじめから分かってる。
有害のおそれがあるなどという結論はあり得ないのだ。
政府のやっていることはみなアリバイ作りばかりだ。
特に日米同盟がらみの不都合な事は全部アリバイ作りだ。
ここを何とかしない限り、すべての議論がアリバイ作りになる(了)
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やはり沖縄は
自前の政党、政治家を
国会に持たなければいけない
「天木 直人の公式ブログ」
2019年1月17日より転載
私は1月14日のメルマガ第28号で橋下徹が書いた「沖縄問題、解決策はこれだ!」(朝日出版社)という本を紹介し、その中で沖縄にとって傾聴に値する数々の提言があることを書いた。
そのうちのひとつが、沖縄は既存の野党の政治家に頼ることなく、沖縄の事を本気で思い、行動してくれる自前の政党、政治家を国会に送り込まなければいけない、という提言だ。
まさしくその通りだ。
その事の正しさを見事に証明してくれる記事を見つけた。
きょう1月17日の朝日新聞が書いていた。
立憲民主党など野党各党の国会議員11人が16日沖縄を訪問し、辺野古埋め立て現場を視察したと。
基地問題に直面する沖縄は野党が選挙戦を勝ち続けて来た数少ない地域。野党結集をアピールすることで「選挙イヤー」を有利に進めたい狙いだと。
朝日新聞にまで見透かされているのである。
きわめつけは視察した議員のひとりが語った次の言葉だ。
こんな美しい海を県民の意に反して強行的に埋め立てて行くのは問題だと。
何を今頃、こんな寝ぼけた事を言っているのだ。
彼らがすることは、もはや視察ではない。
反対する沖縄県民と一緒に、官憲の逮捕を覚悟して座り込む事だ。
ワシントンに飛んでトランプ政権に止めろと直訴することだ。
政治家しか出来ない事を何一つせず、一般国民でも出来る事を、今頃になってやっている。
まさしく橋下徹がその近著で喝破した通り、沖縄にとって役立たずの野党議員たちである(了)
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安倍首相は
いいかげんに外遊を止めたらどうか
「天木 直人の公式ブログ」
2019年1月17日より転載
安倍首相がまた22日から外遊するという。
国会軽視と言われても、税金の無駄遣いだと言われても、敵前逃亡だと言われても、何を言われても、安倍首相は外遊を止めないつもりだ。
しかし、今度の外遊だけは止めたほうがいい。
ダボス会議に5年ぶりに出席するという。
そこでアベノミクスの成果を宣伝するという(日経新聞)。
もしそうなら、絶対に今度の外遊は止めた方がいい。
5年前に安倍首相はアベノミクスを宣伝するためにダボス会議に出席した。
あの時は何を言ってもよかった。
どうなるかわからなかったからだ。
しかし5年もたって何の成果も示せない。
いまやアベノミクスは完全に失敗に終わったことは明らかだ。
それなのに、わさざわざ5年ぶりにダボス会議に出席して、再びアベノミクスを宣伝するなら、ウソをつきに行くようなものだ。
日本国内でいくらウソを言っても平気だが、世界を相手にはそうはいかない。
厳しい質問に立ち往生して恥をかくだけだ。
そして、日経新聞は教えてくれている。
ダボス会議に向かう前にモスクワに立ち寄ってプーチン大統領と首脳会談すると。
なおさら外遊は止めた方がいい。
いまプーチン大統領と会談すれば、2島すら返さないとダメオシされるだけだ。
そうなれば、北方領土交渉はその時点で終わる。
どうせ北方領土は誰がやっても返ってこないのだ。
だから平行線をくり返す不毛な交渉は、このまま河野外相や外務官僚に任せておいて、最後は自分がプーチン大統領と政治決着すると期待を持たせて、先延ばしするだけでいいのだ。
拉致問題と同じように、北方領土問題も必ず自分の手で解決すると言い続けいれば、いつまでも首相を続けられる。
だから、こんどだけは外遊をとりやめるべきだ。
国内情勢が許さなくなったといってダボス会議を欠席し、それを口実にプーチン大統領との首脳会談もドタキャンすればいいのだ。
プーチン大統領は驚いて軟化して来るかも知れない。
外交とはそういうものだ。
くり返す。
今度ばかりは外遊をしないほうがいい。
そう思っていたら、日経新聞は最後にこう書いている。
「年初からの外交日程はここで一区切りとなる」と。
つまり、これを最後に外遊をしないということは、いよいよ安倍政権が終るということだ。
それとも、日刊ゲンダイが書いたように、通常国会での野党の攻撃が目に見えているので、それを避けるために、帰国したらすぐに、国会冒頭にやぶれかぶれ解散をしてすべてをチャラにすることを決めたのかも知れなない。
いよいよ一寸先は闇になってきた(了)
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ついに韓国との国交断絶を
口にした飯島勲内閣参与
「天木 直人の公式ブログ」
2019年1月17日より転載
きょう1月17日発売の週刊文春(1月24日号)で飯島勲特命担当内閣参与が書いた(飯島勲の激辛インテリジェンス)。
こんな韓国とは断行を検討するのも一つの選択だと。
驚いた。
ついに国交断行という言葉が出た。
飯島勲は
国交断行と言う言葉が
外交上どのように深刻な意味を持っているか、
分かっているのだろうか。
いくら週刊誌上の軽口であるからといっても、そしていくら内閣参与という役職が暇つぶしの役職だからといっても、曲りなりにも安倍政権の公職だ。
そんな人物が国交断行などという言葉を口にしてはいけない。
しかも、その後に続く言葉が笑いものだ。
韓国は中国を見習えと説教している。
すなわち、かつて日本と戦った台湾の蒋介石は中国国民に「敵軍のかつての蛮行に報復してはならない」と「以徳報怨」(徳を持って怨念に報いる)演説をしたと。
かつて日中国交正常化をなしとげた周恩来は、日本の軍部と一般国民を峻別し、日本の一般国民もまた軍部の被害者だと、大人の対応を見せたと。
だから韓国も少しは中国を見習って頭を冷やせというわけだ。
飯島勲はおめでたい男だ。
毛沢東をお崇敬する習近平主席が、安倍首相の間違った歴史認識を許しているとでも思っているのか。
しかも、安倍首相は米中対立の真っ最中に、米国の言いなりになって対中包囲網の先頭に立っている。
そんな安倍首相の日本を中国が許すはずがない。
中国が反日に転じたら韓国どころの話ではない。
そんな中国に見習えというのは、ほとんど冗談だ。
こんな人物を特命担当内閣参与にして税金の無駄遣いをしているから、安倍政権はいつまでたってもダメなのである(了)
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