享年82歳・市原悦子さん 名優が人生をかけて伝えたかったこと
2019年 01月 26日
名優が
人生をかけて伝えたかったこと
1/25(金) 17:06配信より一部
FRIDAY
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190125-00010004-friday-ent
女優業を通じ平和な世の中を作りたい――
「市原さんは昨年末まで仕事をしていましたが、周りに『もう危ないのでは』と思わせる様子は一切なかった。体調が悪くても、気丈に振る舞っていたんです」(芸能ジャーナリスト・佐々木博之氏)
1月12日、心不全のため亡くなった女優の市原悦子さん(享年82)。『まんが日本昔ばなし』(TBS系)での独特な語りや『家政婦は見た!』(テレビ朝日系)でのコミカルな演技で人気を博した。
・・・(途中略)
また、市原さんを語るうえで欠かせないのは、彼女の平和に向けた活動だ。
市原さんは幼少期に空襲に遭い、飢えに苦しんだ経験から、女優業のかたわら、反戦を訴えてきた。「戦争をなくすこと、世界の問題と関わることも、女優の大事な仕事」と語り、’14年には「集団的自衛権」行使の閣議決定に対して「“戦争の抑止力“とか信じられない」と怒りをあらわにした。ここ数年は反原発の運動も行うなど、「人々が平和に暮らせるように」と精力的に活動を続けていた。
人々の幸せを思いやる彼女の“真心“は、こんなエピソードにも表れている。
「芸能界では、人と別れるときに『お疲れさま』と声をかけますが、市原さんはまた会おうという気持ちを込めて、『またネ』と言う。その温かみのある言い方、声の響きが心地よくて、亡くなった今でも心に残っています」(前出・小倉氏)
女優業を通じ平和な世の中を作りたい――彼女が人生をかけて伝えたかった思いは、日本人の心に届いているだろうか。