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by 幸田 晋

原発ビジネス撤退示唆の直後に「再稼働と新設」を推奨! 日立・中西会長の真意は?

原発ビジネス
撤退示唆の直後に

「再稼働と新設」を推奨!

日立・中西会長の真意は?


2/1(金) 6:00配信より一部

週プレNEWS

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190201-01080820-playboyz-pol

『週刊プレイボーイ』でコラム「古賀政経塾!!」を連載中の経済産業省元幹部官僚・古賀茂明氏が、日立製作所・中西宏明会長の原発に関する発言の真意を読み取る。

* * *

経団連会長も務める中西宏明日立製作所会長の発言が波紋を広げている。

日立はイギリスに原発2基を建設するプロジェクトを推進中だった。しかし、安全コストの高騰で総事業費が当初予定の2兆円から3兆円に膨らんでしまった。そのため、このままでは採算割れもありうるとして、プロジェクトの中止がささやかれていた。

そんな折、元日の経団連の年頭会見で、中西会長がいきなりこんな発言をしたのだ。

「国民が反対するものは造れない。全員が反対するものを(中略)無理に造ることは民主国家ではない」

中西会長は昨年12月17日にも、イギリスでの原発建設計画について、「民間の投資対象としてはもう限界だと英国政府に伝えた」と、撤退を示唆するかのような発言をしていた。

・・・(途中略)

ところが、1月15日の会見では一転、中西会長は「原発の再稼働はどんどんやるべき。新設や増設も認めるべきだ」とぶち上げたのだ。

果たして、中西会長の真意はどこにあるのだろうか? 一部には「原発推進の安倍官邸に叱られて、慌てて発言を修正したのでは?」との臆測もある。

ただ、私は中西会長は最初からいささかもブレていないと考えている。中西会長の真意は脱原発などではない。あくまでも原発推進だ。

・・・(途中略)

そんな安倍政権の対応に痺(しび)れを切らした中西会長は「公開で議論すべき」との言い回しで、政府に「国費投入や法的支援がないと、原発ビジネスから撤退するしかない。原発ビジネスを続けてほしければ、国も表舞台に出て国民を説得しろ」と脅しをかけているのだ。

東電も原発プロジェクトは「日の丸連合で推進すべき」との発信を強めている。こうした一連の動きを見ると、海底で蠢(うごめ)いてきた原子力ムラが生き残りをかけて、一気に水面に浮上してきたかのような印象すら覚える。

・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2019-02-02 06:35 | 資本