スキーにはまっています。


by 幸田 晋

大飯原発3.4号機「適合」決定に反対する

大飯原発3.4号機「適合」決定に反対する
 地震動を過小評価した誤り(前規制委員長代理が指摘)

柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

たんぽぽ舎です。【TMM:No3085】
2017年5月25日(木)午後 09:42
地震と原発事故情報
より一部

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┗■1.大飯原発3.4号機「適合」決定に反対する
 |  地震動を過小評価した誤り(前規制委員長代理が指摘)
 |  若狭湾に集中立地.原発銀座の復活の大問題、ほか
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

 原子力規制委員会は5月24日(水)、関西電力大飯(おおい)原発3.4号機(福井
県、出力各118万キロワット)が、新規制基準に適合したことを示す審査書を決定
した。
 しかし、この決定はいくつもの重大な点でおかしい。反対する。

 第1は、地震動を関西電力も原子力規制委もすごく「過小に評価」している、
ことだ。原子炉にとって、どういう地震がおそうかは最も重大な点だ。大きな地
震がおそうときは原子炉も建物もガン丈につくらねばならない。巨額の費用がか
かる。電力会社はこの巨額費用の負担を必死で避ける。
 基準地震動を小さく、小さくしたい。今回も前規制委員長代理の島崎邦彦東大
名誉教授の指摘−昨年4月の熊本地震の解析データをもとにして、「地震動があ
まりにも過小だ」と具体的に指摘したのに…。関西電力と原子力規制委員会の誤
りを指摘しているのに…。

 第2は、原発の集中立地の問題点である。いわゆる「原発銀座」復活になるこ
とだ。若狭湾に関西電力の7基(高浜原発1.2.3.4号、大飯原発3.4号、
美浜原発)が林立する。近い将来さらに2基(大飯原発1.2号機)を関西電力はふ
やすつもり−60年延長を狙っている。
大飯原発4基と高浜原発4基は近接している(13km)。
 東京電力福島第一原発(1〜4号機)事故では、近くの福島第二原発(1〜3号機)
も危機的状態に陥った。1つが放射能放出事故をおこせば、作業員は逃げざるを
えない。近くの原発も危険になる。同時多発事故=空前の大惨事となる。
 原発周辺の人々=福井県、京都府の人々はどうやって逃げられるか?
 関西の水がめ=びわ湖が放射能汚染され、1,500万人が飲み水に困る。

 第3は、関西電力の根深く大きい安全軽視体質である。古くは、美浜原発3号
機で重大事故(2004年8月二次系蒸気配管損傷による蒸気噴出で11人の死傷者)を
おこした。新しくは、本年1月、高浜原発2号機でクレーンの倒壊事故(使用済み
燃料プールへ倒壊という重大事)をおこした。
 京都府や市町、滋賀県などは、関西電力のクレーン倒壊事故対策−報告書がい
いかげんで信頼できないとして、再説明を要求し、高浜4号機の再稼働をみとめ
ていない。住民の安全を守る自治体の立場として当然だ。それほど関西電力の安
全対策はいいかげんだ。

 第4に、「老朽原発・60年延長」の突破口に関西電力がなりつつある。
 大飯原発1.2号機は、1979年運転開始で、ともに出力117.5万キロワット。老
朽、オンボロ原発である。関西電力はこの大飯原発1.2号機の最長20年(60年へ
延長運転)の申請を狙っている。
 老朽原発がいかに危険か−普通の原発の危険の上にさらに、もっと危険が急増
することは心ある研究者からきびしく指摘されている。もうけ第一優先の会社の
申請をみとめようとしている原子力規制委員会・経産省・安倍内閣は日本全土を
放射能まみれにして、亡ぼす元兇犯人といえる。

☆再稼働がつづこうとしているが、私たちはなれっこにならない。持てる力を総
動員し、全力で再稼働の嵐に抗しよう。
 6月上旬予定と言われている関西電力高浜原発3号機の再稼働に大衆行動で反
撃しよう。
 福井県高浜原発のゲート前で、東京の関西電力東京支社前で抗議しよう。


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┗■2.重大な危険は原子力(核)施設
 |  「北朝鮮核・ミサイル問題」  (下)
 |  安倍政権は軍事挑発より憲法を守って
 |  平和を追求し国民を守れ!
 └──── 渡辺寿子(原発いらない!ちば)

4.新たな戦争 核施設をサイバー攻撃する

 核施設に対する攻撃は戦争・紛争の絶えない中東で実際に起きました。1981年
6月7日イスラエルはイラクが核兵器を持つ危険性があるからと「先制的自衛」
の名の下に、イラクのタムーズにあった核施設を空軍機で爆撃しました(バビロ
ン作戦といわれる)。これ以前にもイスラエルはイラクの核施設を空爆したとい
われています。

 2010年9月イランのナタンズにある核燃料施設のウラン濃縮用遠心分離器にサ
イバー攻撃がかけられ、遠心分離機が稼働不能になりました。
 アメリカとイスラエルの共同作戦と推測されていますが、真相は明らかではあ
りません。
 現代は生活に必要な金融機関、公共交通機関そして航空機の運航、管制、また
発電所などのインフラなどあらゆるものがコンピューターで制御、管理されるよ
うになりました。そのためサイバー攻撃でコンピューターを乗っ取ることにより、
社会に大きな被害と大混乱を引き起こすことが可能になってしまいました。

 コンピューター管理社会の到来とハッキング技術の発達によって、実際の爆撃
よりもサイバー攻撃の方が効果的な軍事力となる場合があることが証明されつつ
あり、戦争の形態を根本的に変えてしまう「21世紀のマンハッタン計画」が進行
中といわれています。イランの核施設へのサイバー攻撃では遠心分離機を破壊し
ただけですが、原発をサイバー攻撃して原子炉を暴走させることも可能ではない
かと思われます。ロシア、中国、アメリカが本格的にこのサイバー戦争に参入し
ていて、北朝鮮なども研究しているといわれています。

5.生き残る道は戦争を止め、原発を全廃すること

 このような社会が到来し、しかも戦争と紛争の絶えない現代世界にあってすべ
ての核施設は事故の危険性があるだけでなく、施設そのものが大きな危険物であ
り、自国を崩壊しかねないものであると認識しなければなりません。
 安倍首相は「北朝鮮のミサイル挑発を許さず、国民の安全を期する」といいま
したが、「原発を並べて戦争はできない」のです。安倍政権は米軍と一体となっ
て北朝鮮を軍事挑発し、緊張を高めて、日本をますます北朝鮮の標的にしようと
しています。国民の安全を守るのとまったく反対のことをやっています。米軍と
共同訓練し、艦船防護をするなどアメリカに従属しつつ、戦争のできる国家体制
作りに邁進しています。共謀罪制定を急ぐのもその一環です。

 安倍首相はこともあろうに5月3日の憲法記念日に、自衛隊を九条に明文化す
ることを柱にした「憲法改悪案」を公表しました。
 5月3日の憲法集会のスローガンは、「施行70年 いいね!日本国憲法—平和
といのちと人権!−」でした。70年も変えていない憲法はないと改憲論者はいい
ますが、変えなくてよいものは変える必要はありません。
 憲法を守って武力による威嚇などせず、あくまでも平和を追求し、また原発を
全廃するしか、人々の安全を守り、日本が生き残る道はないことを私たちは肝に
銘じるべきです。 (了)

(原発いらない!ちばネットワークニュース2017年5月号より許可を得て転載)

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by kuroki_kazuya | 2017-05-26 06:15 | 核 原子力 | Comments(0)