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by 幸田 晋

「知らされずに除染従事」 ベトナム人技能実習生、失意の帰国

「知らされずに除染従事」 

ベトナム人技能実習生、
失意の帰国


2/18(月) 15:35配信より一部

毎日新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190218-00000028-mai-soci

 鉄筋施工・組み立ての技術を学ぶ外国人技能実習生として3年半前に来日したベトナム人のホンさん(仮名・35)は、約1年半にわたって福島第1原発の事故に伴う除染作業に従事させられていた。その後、技能実習生向けシェルターに避難していたが、先月になって「これ以上日本にいても技術は学べない」と失意の中で帰国した。「技能実習の名の下に安価な労働力として搾取された」と憤るホンさんの思いを聞いた。

・・・(途中略)

契約書面に「業務内容は鉄筋施工」と書いてあったにもかかわらず、明らかに違う単純労働ばかりだった。「重い、汚い、危ない仕事。解体に使うドリルの使い方も教えてもらえなかった」とホンさんは振り返る。

 その後、同市内と同県本宮市内で除染作業に従事。しかし、土を取り除いて袋に入れ、新しい土を敷き直す作業が「除染」であることは会社側から一切、知らされていなかった。「意味も分からず仕事をしていた。放射能を帯びた土であることは18年春、インターネット上で『技能実習生が除染をさせられている』という記事を見て初めて知った」というホンさん。健康被害への不安が募り、支援者の助けを得て郡山市内の技能実習生向けシェルターに駆け込んだ。

・・・(途中略)

 ホンさんは帰国前、絞り出すようにこう語った。「この技能実習制度は本当のものではない。私の友達も日本では単純労働をしただけで、専門技術を学んだ人はほとんどいない。制度を見直してほしい」

◇   ◇   ◇

ホンさんが働いていた
郡山市内の建設関連会社に対しては、
法務省が
昨年10月、「事前の説明や同意がないまま除染作業をさせていた」
などとして実習生の受け入れ停止3年の処分を下している。

by kuroki_kazuya | 2019-02-19 06:55 | 労働