北朝鮮の外務次官のひとことで攻守逆転した米朝非核化交渉
2019年 03月 17日
みなさま、時間のアル時に
是非、「天木 直人の公式ブログ」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>
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北朝鮮の外務次官のひとことで
攻守逆転した米朝非核化交渉
「天木 直人の公式ブログ」
2019年3月16日より転載
北朝鮮の崔善姫外務次官がきのう3月15日、記者会見を開き、「我々はいかなる形でも米国の要求を受け入れる気はないし、このような交渉にはかかわりたくない」と述べたらしい。
沈黙して来た北朝鮮がついに自らの立場を明らかにしたのだ。
この北朝鮮の外務次官のひとことで、米朝非核化交渉の攻守は見事に逆転した。
すなわち、ハノイ会談の未合意以来、米国の北朝鮮に対する断固とした完全非核化方針が奏功し、北朝鮮は窮地に追い込まれた、金正恩委員長はトランプ大統領を甘く見た、北朝鮮は譲歩せざるを得ないだろう、などと、言う見方が世の中を覆った。
北朝鮮が沈黙し続けた事も、そのかって読みを増長させた。
ところが、ついに北朝鮮が意思表示した。
このままでは交渉はやる意味がなくなったと。
じつは、これは崔善姫次官が合意に至らずに終わったハノイ葉の意会談の記者会見でつぶやいた言葉だった。
金正恩委員長はやる気をなくすのではないかと。
そして、それは無理もないのだ。
段階的非核化と段階的制裁解除でシナリオが出来ていたのに、トランプ大統領が一方的にそのシナリオを白紙にしたからだ。
その理由は顧問弁護士の裏切りで弾劾の危機に追い込まれたからだ。
しかし、そのことをトランプはおくびにも出せなかった。
だから、ボルトンやポンペイの助言に従った事にしたのだ。
実際のところ、その囁きに負けた。
下手な合意をして議会を怒らせるのは得策でないとささやかれて弱気になったのだ。
そして、会談後、トランプは国内の政争に明け暮れた。
しばらくは北朝鮮の非核化にかまける余裕はない。
金正恩ならずとも、しばらくは交渉できなくなったと思うのはあたりまえだ。
しかしトランプはシナリオを狂わせた事で大きな失敗をした。
交渉が決裂したからといって、北朝鮮を攻撃する事は出来ない。
北朝鮮を攻撃する事が出来ないからこそ交渉を始めたのだ。
そして北朝鮮との交渉がこのまま凍結されれば、北朝鮮の核を事実上容認する事になる。
こんな事になるくらいなら、段階的非核化と段階的制裁解除に応じ、最終的に完全非核化させたほうがよかったと悔やむ事になる。
もはやボルトン、ポンペイを伴ったトランプでは北朝鮮の非核化は無理だ。
いよいよ中国とロシアを巻き込んだ5国協議を始めなくてはならなくなる。
米国と北朝鮮の攻守が完全に逆転する事になるのである。
それにしても、いつもながらの日本の惨状だ。
米朝交渉がうまく行けば出る幕がなく、米朝が戦えば真っ先に犠牲になる。
もちろんその時は拉致問題など吹っ飛ぶ。
安倍外交破れたり、である(了)
*****
目にあまる
大阪ダブル選の与野党相乗り
「天木 直人の公式ブログ」
2019年3月16日より転載
松井。吉村の維新コンビが仕掛けた大阪ダブル選は言語道断だ。
しかし、その維新を包囲する与野党の相乗りはもっとひどい。
今度の大阪ダブル選は維新と自公の対立となった。
いわば内輪もめだ。
いまこそ野党は共闘して打倒安倍候補を立てるべきだったのではないか。
ところがどうだ。
最終的には安倍首相も支持にまわった自民党の候補者に相乗りするという。
安倍自民党より維新の方が悪い意というのか。
共産党は何をしてるのか。
大阪が地盤の辻元清美は役立たずなのか。
まるで維新がひとり中央の政治と戦うヒーローに見えるから滑稽だ。
滑稽ついでに維新はいっそのこと、ここで橋下徹を応援に担ぎ出して、中央の与野党談合政治と戦ったらどうか。
ついでに参院選で打倒安倍・野党談合政治を叫んで新しい政治をつくったらどうか。
そう応援したくなるほどの、目にあまる大阪ダブル選の与野党相乗りである(了)
*****
ひとり悪者にされた竹田IOC会長は
開き直ったらどうか
「天木 直人の公式ブログ」
2019年3月16日より転載
NHKの早朝ニュースが報じた時点で竹田IOC会長の辞任は決まりだった。
なぜならばそれが官邸の意向であるからだ。
しかし、それにしてもあまりにも露骨なメディアの報道ぶりだ。
さっさと辞めろ、といわんばかりだ。
記者会見での対応がまずかったとか、20年に及ぶ長期政権だから潮時だとか、そんな理由は、とってつけた理由だ。
周囲の関係者からの辞任圧力で外堀が固められたというのも嘘だ。
皆、同情している。
竹田会長一人が買収疑惑の責任を負うのは酷であると。
竹田会長辞任の流れがかくもはやく決まったのは、安倍首相が、自らの保身の為に竹田会長をかばおうとしなかったからだ。
あれほど一緒に東京五輪誘致に奔走したというのに、何としてでも東京五輪を成功させたい安倍首相は、もはや竹田会長のことなどどうでもいいのだ。
安倍首相と、安倍首相に忖度したメディアに、ここまで冷たくされたのだ。
いっそのこと竹田会長は全部ぶちまけて開き直ったらどうか。
私が辞める時は安倍も辞める時だと。
原発事故はアンダーコントロールだという嘘までついて招致した東京五輪は、返上すべきだと。
私だったらそう開き直る。
しかし、皇室との縁戚関係にある高貴な竹田会長には、そんな下品な真似は出来ないのだろう(了)
*****
もう一度問う。
この国は神の国ではないのか
「天木 直人の公式ブログ」
2019年3月16日より転載
まず、 次の文章を読んでいただきたい。
「宮内庁は15日、天皇、皇后両陛下が4月17日―19日、皇室の祖神とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)をまつる伊勢神宮を参拝するため、三重県を訪問されると発表した・・・18日には、4月30日の退位を報告する『神宮に親謁(しんえつ)の儀』に臨み、伊勢神宮外宮、内宮の順に参拝・・・」
これはきょう3月16日の、我が国最大の発行部数を誇る読売新聞が報じた天皇陛下に関する行事予定の記事の中の文章である。
日本国および日本国民の統合の象徴である天皇陛下の祖先の神様が、天照大神であると書いたのである。
もう一度問う。
やはり日本は神の国ではないのか。
かつて日本を神の国といって批判された森喜朗元首相に対し、いまこそ我々は謝罪しなければいけないのではないか(了)
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北朝鮮の外務次官のひとことで
攻守逆転した米朝非核化交渉
「天木 直人の公式ブログ」
2019年3月16日より転載
北朝鮮の崔善姫外務次官がきのう3月15日、記者会見を開き、「我々はいかなる形でも米国の要求を受け入れる気はないし、このような交渉にはかかわりたくない」と述べたらしい。
沈黙して来た北朝鮮がついに自らの立場を明らかにしたのだ。
この北朝鮮の外務次官のひとことで、米朝非核化交渉の攻守は見事に逆転した。
すなわち、ハノイ会談の未合意以来、米国の北朝鮮に対する断固とした完全非核化方針が奏功し、北朝鮮は窮地に追い込まれた、金正恩委員長はトランプ大統領を甘く見た、北朝鮮は譲歩せざるを得ないだろう、などと、言う見方が世の中を覆った。
北朝鮮が沈黙し続けた事も、そのかって読みを増長させた。
ところが、ついに北朝鮮が意思表示した。
このままでは交渉はやる意味がなくなったと。
じつは、これは崔善姫次官が合意に至らずに終わったハノイ葉の意会談の記者会見でつぶやいた言葉だった。
金正恩委員長はやる気をなくすのではないかと。
そして、それは無理もないのだ。
段階的非核化と段階的制裁解除でシナリオが出来ていたのに、トランプ大統領が一方的にそのシナリオを白紙にしたからだ。
その理由は顧問弁護士の裏切りで弾劾の危機に追い込まれたからだ。
しかし、そのことをトランプはおくびにも出せなかった。
だから、ボルトンやポンペイの助言に従った事にしたのだ。
実際のところ、その囁きに負けた。
下手な合意をして議会を怒らせるのは得策でないとささやかれて弱気になったのだ。
そして、会談後、トランプは国内の政争に明け暮れた。
しばらくは北朝鮮の非核化にかまける余裕はない。
金正恩ならずとも、しばらくは交渉できなくなったと思うのはあたりまえだ。
しかしトランプはシナリオを狂わせた事で大きな失敗をした。
交渉が決裂したからといって、北朝鮮を攻撃する事は出来ない。
北朝鮮を攻撃する事が出来ないからこそ交渉を始めたのだ。
そして北朝鮮との交渉がこのまま凍結されれば、北朝鮮の核を事実上容認する事になる。
こんな事になるくらいなら、段階的非核化と段階的制裁解除に応じ、最終的に完全非核化させたほうがよかったと悔やむ事になる。
もはやボルトン、ポンペイを伴ったトランプでは北朝鮮の非核化は無理だ。
いよいよ中国とロシアを巻き込んだ5国協議を始めなくてはならなくなる。
米国と北朝鮮の攻守が完全に逆転する事になるのである。
それにしても、いつもながらの日本の惨状だ。
米朝交渉がうまく行けば出る幕がなく、米朝が戦えば真っ先に犠牲になる。
もちろんその時は拉致問題など吹っ飛ぶ。
安倍外交破れたり、である(了)
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目にあまる
大阪ダブル選の与野党相乗り
「天木 直人の公式ブログ」
2019年3月16日より転載
松井。吉村の維新コンビが仕掛けた大阪ダブル選は言語道断だ。
しかし、その維新を包囲する与野党の相乗りはもっとひどい。
今度の大阪ダブル選は維新と自公の対立となった。
いわば内輪もめだ。
いまこそ野党は共闘して打倒安倍候補を立てるべきだったのではないか。
ところがどうだ。
最終的には安倍首相も支持にまわった自民党の候補者に相乗りするという。
安倍自民党より維新の方が悪い意というのか。
共産党は何をしてるのか。
大阪が地盤の辻元清美は役立たずなのか。
まるで維新がひとり中央の政治と戦うヒーローに見えるから滑稽だ。
滑稽ついでに維新はいっそのこと、ここで橋下徹を応援に担ぎ出して、中央の与野党談合政治と戦ったらどうか。
ついでに参院選で打倒安倍・野党談合政治を叫んで新しい政治をつくったらどうか。
そう応援したくなるほどの、目にあまる大阪ダブル選の与野党相乗りである(了)
*****
ひとり悪者にされた竹田IOC会長は
開き直ったらどうか
「天木 直人の公式ブログ」
2019年3月16日より転載
NHKの早朝ニュースが報じた時点で竹田IOC会長の辞任は決まりだった。
なぜならばそれが官邸の意向であるからだ。
しかし、それにしてもあまりにも露骨なメディアの報道ぶりだ。
さっさと辞めろ、といわんばかりだ。
記者会見での対応がまずかったとか、20年に及ぶ長期政権だから潮時だとか、そんな理由は、とってつけた理由だ。
周囲の関係者からの辞任圧力で外堀が固められたというのも嘘だ。
皆、同情している。
竹田会長一人が買収疑惑の責任を負うのは酷であると。
竹田会長辞任の流れがかくもはやく決まったのは、安倍首相が、自らの保身の為に竹田会長をかばおうとしなかったからだ。
あれほど一緒に東京五輪誘致に奔走したというのに、何としてでも東京五輪を成功させたい安倍首相は、もはや竹田会長のことなどどうでもいいのだ。
安倍首相と、安倍首相に忖度したメディアに、ここまで冷たくされたのだ。
いっそのこと竹田会長は全部ぶちまけて開き直ったらどうか。
私が辞める時は安倍も辞める時だと。
原発事故はアンダーコントロールだという嘘までついて招致した東京五輪は、返上すべきだと。
私だったらそう開き直る。
しかし、皇室との縁戚関係にある高貴な竹田会長には、そんな下品な真似は出来ないのだろう(了)
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もう一度問う。
この国は神の国ではないのか
「天木 直人の公式ブログ」
2019年3月16日より転載
まず、 次の文章を読んでいただきたい。
「宮内庁は15日、天皇、皇后両陛下が4月17日―19日、皇室の祖神とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)をまつる伊勢神宮を参拝するため、三重県を訪問されると発表した・・・18日には、4月30日の退位を報告する『神宮に親謁(しんえつ)の儀』に臨み、伊勢神宮外宮、内宮の順に参拝・・・」
これはきょう3月16日の、我が国最大の発行部数を誇る読売新聞が報じた天皇陛下に関する行事予定の記事の中の文章である。
日本国および日本国民の統合の象徴である天皇陛下の祖先の神様が、天照大神であると書いたのである。
もう一度問う。
やはり日本は神の国ではないのか。
かつて日本を神の国といって批判された森喜朗元首相に対し、いまこそ我々は謝罪しなければいけないのではないか(了)
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by kuroki_kazuya
| 2019-03-17 06:05
| 日本の今後