スキーにはまっています。


by 幸田 晋

ダニーさんに教わったパレスチナ和平の絶望と希望

みなさま、時間のアル時に
是非、「天木 直人の公式ブログ」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>

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ダニーさんに教わった
パレスチナ和平の絶望と希望


「天木 直人の公式ブログ」  
2019年3月30日より転載


 脱原発と平和を訴えるイスラエル人が日本にいると聞いて、二日ほど前に彼の住んでいる秩父山麓まで電車を乗り継いで訪れた。

 みずからログハウスを建て、家具づくりで生計を立てているというダニー・ネフセタイさんとそのパートナーである吉川かほるさんに歓待されて帰って来た私だが、私の心は暗かった。

 ダニーさんが語ったイスラエルはあまりにも絶望的だったからだ。

 しかもイスラエルはどんどんと右傾化しているという。

 4月9日の総選挙でネタニヤフ首相が再選されれば、イスラエルに未来はないと言わんばかりだ。

 イスラエル人であるダニーさんがそういうのだから間違いないだろう。

 帰りに彼が2年ほど前に書いた「国のために死ぬことはすばらしい?」(高文研)をもらった。

 その中に衝撃的なくだりがあったので引用させてもらう。

 ダニーさんは、1960年にイスラエルの諜報機関モサドがアルゼンチンに潜伏していたアイヒマンを拘束し、裁判の結果1962年に処刑された事件は二つの意味で歴史的だったという。

 一つはもちろん、この裁判がナチス政権によるユダヤ人虐殺を最終的に裁いたという事だ。

 しかし、私が注目した事は二つ目の意味である。

 すなわち、ダニーさんはこう書いている。

 「当時の外務大臣ゴルダ・メイアのアイヒマン裁判後の発言が、その後のイスラエル人の認識を変えた・・・その発言とは、『私たちが殺されたことが明らかになった今、私たちが何をしても、世界の誰一人として私たちを批判する権利はない』ーこの発言の影響は今日までずっと続いている。パレスチナの人々への差別や発言を責められた時、この言い訳を使うイスラエルのひとのほとんどが、その由来があの時のゴルダ・メイア発言にあると知らないほどに・・・ともかく、ゴルダ・メイヤの発言によって、イスラエルは外部からの批判に一切耳を傾けなくなった・・・」

 そうだったのかと、私はあらためてイスラエルと言う国の現実を知った。

 しかし、私がもっと衝撃を受けたのは、実はこの言葉とそっくり同じ言葉を、私はレバノンで会ったパレスチナ抵抗組織の若者から聞いた事があったからだ。

 その若者は私に言った。

 もし俺たちが今核兵器を持っていたら、何のためらいもなく今すぐテルアビブ(イスラエルの首都)に撃ちこむ、と。

 そうしたからといって、我々を批判する権利は世界の誰にもない、と。

 つまり、イスラエルからここまで虐殺され続けて来たパレスチナ人たちは何をやっても許されるというのだ。

 そして、その虐殺を前にして本気で助けようとしてこなかった国際社会に自分たちを批判する権利などない、というのだ。

 イスラエル人とパレスチナ人がこのような思いでいる限り、和平は来ない。

 絶望しかない。

 これはまさしく憲法9条が通用しない世界なのだ。

 しかし、それでも和平はを追求するしかない。

 絶望では人類の未来はないからだ。

 それが憲法9条の教えてくれる事である。

 私は小説でパレスチナ和平を実現した。

 それが、「アマル それは希望」だったのだ。

 新党憲法9条の合言葉である(了)

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NHK早朝ニュースが流した
馬毛島買収不調という衝撃スクープ


「天木 直人の公式ブログ」  
2019年3月30日より転載


 今朝午前5時のNHKニュースが、わが耳を疑うスクープを流した。

 寝ぼけ眼で聞いたニュースだから私の聞き間違えかもしれないが、なにしろ菅官房長官が160億円もの法外な予算を使って買収したと報じられた馬毛島(鹿児島県)が、所有者の都合で白紙に戻ったと言うのだ。

 この馬毛島は、かつて普天間飛行場の代替候補地として名前が挙がったこともある、いわくつきの無人島だ。

 所有者である開発会社との間で、すったもんだした挙句、実際の価格よりも高く見積もった防衛省の45億円を、さらに100億円以上も積み増して、160億円で政府が買収したはずだった。

 そう報道されてこれで決まりのはずだった。

 それが再び白紙に戻ったというのだ。

 そもそも、なぜ、そこまで無理をして買収しなければいけなかったのか。

 それは米軍が硫黄島で行って来た空母艦載機の離着陸訓練を、もっと沖縄に近いところで行いたいと要望し、それに応える必要があったからだ。

 最後は菅官房長官の腕力で強引に決めたはずだった。

 ところが、今頃になって所有者の都合で合意が破棄されたというのだ。

 一体何が起きたというのだろうか。

 果たして米軍は何と文句を言ってくるのだろうか。

 もし文句を言ってこなければ、米軍にとってはその程度の話だということだ。

 政府が勝手に米軍を忖度して買収を進めたに過ぎないという事だ。

 それにしても、一民間会社が、日米同盟の根幹にかかわるような国策に悪影響を与えるようなことを平気で出来るものだ。

 それとも、160億円ではまだ不足だと、日本政府の弱みに付け込んで、もっとよこせとごねたのだろうか。

 いずれにしても、このNHKの早朝ニュースは、私の聞き間違えでなければ、これから大きな政治ニュースとして取り上げられるだろう。

 日米同盟にまつわる疑惑が取りざたされるだろう。

 日刊ゲンダイや週刊誌の格好の政治ネタになるに違いない。

 果たして野党は後半国会でどう追及するのか、しないのか。

 馬毛島の今後の動向から目が離せなくなった(了)

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by kuroki_kazuya | 2019-03-31 06:05 | 日本の今後 | Comments(0)