スキーにはまっています。


by 幸田 晋

バス運転手 過酷労働で事故多発

<バス運転手>「病気で事故」増加 5年で82件
3月3日3時4分配信 毎日新聞より

 バスを運行中の運転手の健康状態が原因となった交通事故が01~05年の5年間、
増加傾向が続き、全国で計82件に上ることが国土交通省の調査で分かった。
 心筋梗塞(こうそく)など過重な労働が引き金となる症状も目立ち、過酷な労働環境と
事故との関連を示唆している。
大量輸送機関であるバスの安全性確保のため、悪質と判断した事業者について、
同省は、厚生労働省の傘下で各地にある労働基準監督署と合同で監査する検討を
始めた。
 国交省は01年、道路運送法などに基づく自動車事故報告規則を改正。
トラックやタクシーなどとともに、バスの事業者(路線・貸し切りとも)に対しても、
新たに運転手の健康状態を理由とする交通事故について報告することを義務付けた。
運転手が事故を起こす前の勤務状態についても細かく報告を求めた。

 同省によると、事故件数は路線・貸し切りを合わせて01年は3件だったが、02年12件、
03年18件、04年が27件と年々増加。05年も22件と高いままになっている。
症状別では、心筋梗塞、クモ膜下出血、心不全の順で多く、脳血栓や失神などが続き、
82件の大半で運転手が死亡しているという。

 同省自動車交通局安全監査室は82件について「(運転手が)通常勤務をしていて
突然死する事例もあり、分析は難しいが、過重な労働が要因のひとつといえる」と
話している。

 大阪府吹田市で2月18日に起きたスキーツアー客ら27人が死傷したバス事故で、
府警は、運転手(21)の居眠り運転が原因とみているが、運転手は、勤務について
「1日の睡眠時間は5時間ぐらいで、2月の休みは1日だけだった」と供述。
長野―大阪間約500キロを1人で運転したことも判明している。

 同省はバスと同様に労働環境が悪いとされるタクシー事業者に対し、
昨年2月から労基署との間で同法に基づく合同監査を実施。今後、バス事業者にも
監査を検討する。労務管理の立場からの分析もふまえ、
効果的な安全対策をはかっていくという。

 監査により悪質な問題点が明らかになった場合、旅客自動車運送事業の許可取り消し
や一定期間の事業停止、車両の使用停止などの処分をする。【鵜塚健】
最終更新:3月3日3時6分
以上です、

 が、「安全なくて、労働なし」を社会的にしていかないと、
尊い「命」につながります。
監督官庁の厳しい指導・監査などが必要では・・・
by kuroki_kazuya | 2007-03-03 11:36 | 労働