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by 幸田 晋

不祥事企業など入社式

<入社式>危機感、厳しさ強く漂う
 主要企業の入社式が2日、一斉に行われた。不祥事で商品の一時販売停止に
追い込まれた不二家では、社長が新入社員の前で
信頼回復の道を歩むことを宣言し、
新たなスタートを切った。その他の不祥事企業でも、トップが反省の弁や
綱紀粛正の訓示で、強い危機感を表明。業績絶好調の企業でも、慢心を恐れて、
あえて厳しい言葉を投げかける企業が多く、厳しさが強く漂う入社式風景となった。

 ずさんな品質管理問題で揺れた不二家は2日、東京・銀座の本社で入社式を行った。
桜井康文社長は39人の新入社員を前に、「皆さんが入社してくれて、一緒に厳しい道を
歩いてくれるのは勇気がわく」と感謝の言葉を述べた。
また、「信頼回復は急にはできないが、できることから一つ一つやっていく」と
新たな出発への決意を表明した。
 1月10日時点では内定者は45人いたが、問題発覚後に6人が辞退した。
新入社員代表の女性(22)は「今回の不祥事で、自信を持って『不二家に入社する』と
言うことが難しくなりました。報道を見て涙を流す日もありました。頑張ろうと思えたのは、
応援してくださるお客様の期待に応えなければと思ったからです」と、
時折言葉に詰まりながら、「誓いの言葉」を述べた。

 名古屋市発注の地下鉄工事での談合事件が摘発された
清水建設の野村哲也社長は、
「不退転の覚悟で信頼回復に取り組んでいく」。

「業界の古い体質が露呈した」とするのは、保険金不払いで行政処分を受けた
日本興亜損害保険の兵頭誠社長。
「晴れの日にこのようなことになり申し訳ない。今日を再スタートの日にしたい」と
誓いを立てた。

 原子力発電所での臨界事故隠しが発覚した
東京電力の勝俣恒久社長。「業務の中でおかしいと
感じることがあれば、先輩や上司に報告、連絡、相談することを心がけてほしい」と、
不祥事隠しを強く戒めた。

 有価証券報告書の虚偽記載(利益水増し)が表面化した
日興コーディアルグループ
では、日興コーディアル証券の北林幹生社長が「今回の一連の事態で皆さんに
大変な心配をおかけした」と述べただけ。不祥事の経緯などには触れなかった。

 安全トラブルなどによる国内線の不振や慢性的な高コスト体質に苦しむ
日本航空(JAL)では、西松遥社長が
「現在利益面で不安定な状況にあるが、数年間かけて
計画を実行に移せば、JALは必ず再生する」と再建計画達成への協力を呼びかけた。

 国内や北米の販売が低迷し、販売や経営の体制見直しを進めている日産自動車の
カルロス・ゴーン社長は、「必ずや実現できる高い業績を目指し、一丸となっている」と
業績回復への自信を表明。

原子力発電所でタービン損傷事故を起こした
日立製作所では、古川一夫社長が
「お客様に多大な迷惑をかけた。高品質なものづくりこそ日立の原点」と述べ、
「地道な作業の積み重ね」からの出直しを訴えた。

 07年の四輪車生産販売台数で米ゼネラル・モーターズを抜き、世界1位になることが
ほぼ確実なトヨタ自動車。しかし、渡辺捷昭社長は「現在の躍進に浮かれ、
我々の置かれている状況判断を誤ったり、気を抜いた途端、企業としての存続すら
危うくなる」と甘えを強く戒めた。

 「少しでも気を緩めれば、当社の業績も簡単に反転してしまう」と話すのは、
産業機器部門や家電などが絶好調の三菱電機・下村節宏社長。

自動車用鋼板などの需要が順調な新日本製鉄・三村明夫社長も「常に現状には問題が
あると思うべきだ」と指摘した。

 携帯電話の番号継続制導入後、auの独り勝ちが続くKDDI。
小野寺正社長は「NTTグループの対抗軸として成長できる企業にしていこう」と
さらなる奮起を促した。
4月2日20時13分配信 毎日新聞より
by kuroki_kazuya | 2007-04-03 03:24 | 労働 | Comments(0)