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by 幸田 晋

対ベトナム投資熱再燃 120億ドル超す勢い

対ベトナム投資熱再燃 120億ドル超す勢い
8月15日8時0分配信 産経新聞より

 【バンコク=菅澤崇】ベトナムに外国投資の波が押し寄せている。
ベトナム計画投資省などによると、今年上半期(1~6月)の投資総額は
認可ベースで70億ドルを突破。初めて100億ドルの大台を超えた昨年の
投資額を抜き去る勢いで、同省の中にも「今年は120億ドル超のペースだ」
との観測が出てきた。

 今年上半期の投資額は72億6300万ドルで昨年同期比の147・18%を記録。
投資案件は計500件を超え、投資国別の順位は韓国(15億4400万ドル)を筆頭に、
シンガポール、バージン諸島と続き、日本は5位で5億8000万ドルだった。

 今回の投資熱の背景として、一党独裁の中国への投資リスクを緩和する
「中国プラス1」、11年越しの世界貿易機関(WTO)の加盟交渉が昨年妥結、
アジア太平洋経済協力会議(APEC)や首脳の諸外国訪問の際に積極誘致を
繰り広げた-などがあげられている。タイ・マハサラカン大学のアト・ナンタチャ教授
(歴史学)は「中国経済への投資が飽和状態となり、
投資家がベトナムの投資の価値を再認識している」と言う。

 投資国別では、インドが初めて上位に顔を出した。
昨年は8700万ドルと12位止まりだったが、今回は6位。
財閥の「エッサール・グループ」による鉄鋼業分野への進出などで
5億2700万ドルの大型投資があった。
上半期の数字には反映されていないものの他の財閥系企業も
大型投資を発表しており、「ベトナムの変化に乗り遅れまいとするインドの
投資家の意気込みが感じられる」(経済専門家)という。

 対ベトナム外国投資は1996年に90億ドル強のピークを記録したが、
97年の金融危機でその後は一時下火になっていた。
投資の波の再来だが前回よりも規模は大きい。
昨年は前年比6割増で102億ドルだった。
衰えない勢いについて日本貿易振興機構(ジェトロ)ハノイセンターは
「タイに進出している企業関係者がベトナムを視察するケースが目立っている。
バーツ高と不安定な政局を考慮しているとみられ、生産拠点としての
ベトナムの注目度はあがっている」と説明している。
by kuroki_kazuya | 2007-08-15 18:33 | 日誌